復帰の上村愛子「引退の理由考えた。チャレンジする勇気なくて」

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   フリースタイルスキー・女子モーグルの上村愛子選手が4月18日(2011年)のブログで、あらためて現役続行を表明した。

「先日、現役復帰をめざしてのトレーニング再開をご報告する為に、記者会見を行いました」

「きっと今が最後のチャンスだと思うから」

   バンクーバー五輪(2010年)では優勝候補に挙げられながらも4位に沈み、「どうして、(私は)一段一段なんだろう」と4度目の五輪でもメダルに届かないもどかしさに涙した上村。それ以来、1年間は活動を休止し、現役続行か引退かと悩んでいた。

   休養中、上村は「引退の理由を考えながら過ごしていた」。しかも休養に入る前は、復帰はないだろうと考えていた。いつかは選手としてではなく、地に足をつけて生きなくてはならないし、今がそのタイミングかもしれない、と思っていたからだ。

   バンクーバー五輪でも、期待されながらメダルに手が届かず、彼女は「私自身も、みんなをも、がっかりさせてしまう事実がとにかく辛すぎて、もうチャレンジする勇気がなくなってしまった」と苦しい胸の内を明かす。これだけの理由があれば、後悔もなく引退して、新たな一歩も踏み出せるかもしれない。

   ところが、競技から離れてみて、固くなっていた心は次第に柔らかくなり、自然と「またスキーがしたい」と思えるようになったそう。もう一度、「世界一」と言ってもらえるような、いい滑りを表現してみたい。

「きっと今が最後のチャンスだと思うからやれる時にやっておかないと!」

   有意義だった休養を経て、春も間近のある日、久しぶりに「コブ」(凹凸のある斜面のこと)に入って数本を滑ったら、「その瞬間、やっぱり、楽しかった」。休養したことで体力が落ちた反面、心はクリアだ。「強い滑りを、またみんな見せられるようになりたい」と決意を新たにしている。

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