2018年 7月 19日 (木)

福島「警戒区域」一時帰宅は「1世帯1人2時間」

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   なぜ菅政権はこんなにも唐突に発表を行ない、有無を言わせず即実施するのか。福島第1原発の半径20 km圏内の住民の立ち入りを制限する『警戒区域』が22日(2011年4月)午前零時から設定された。

   防犯といつ高濃度の放射線物質が放出するか分からないというのがその理由。説明が不十分で納得を得られないままの見切り発車に住民は困惑するばかりである。着のみ着のままで避難させられている住民たちは、実施直前の21日、貴重品や生活必需品を取りに急きょ自宅へ戻った。

「これじゃズレた瓦も直せん」怒る住民

   後手、後手に回る菅政権の対策の裏返しが唐突な対応となって現れていると言えるが、菅首相は原発事故が起きて初めて住民の避難先を訪れた。福島県・田村市総合体育館を訪れた菅に、避難住民から「もうちょっと早く来てほしかった」「1日も早く収束してほしい。怒りはいっぱいですが、みんな我慢しているんですよ」と怒りがぶつけられた。

しっかりして欲しい

   菅が帰ろうとすると、後方から「もう帰るのですか」と声が。引き返した菅に「無視されてどうするんですか俺たちは」「すごく傷ついた。こういう生活をしてみなきゃ、大変さは分からないと思いますよ」と怒る。

   政府は今後、住民の一時帰宅を行うというが、1世帯あたり1人、安全装備をし、バスによる集団移動で立ち寄る時間は2時間程度とあって、住民は「2時間では地震でズレてしまった瓦も直せない」とあきらめ顔だ。

   スタジオのコメンテーターたちは翻弄される住民を目の当たりにして言葉もない。司会の加藤浩次の「しっかりして欲しいですね」が精一杯のコメントだった。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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