二宮和也ぎっくり腰で頑張ったアクションと感動「完結編」

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<GANTZ PERFECT ANSWER(東宝配給)>34億円の興行収入をあげた二宮和也主演の映画「GANTZ」の第2弾完結編。二宮の起用は、原作者の奥浩哉が「カッコ良くて、ナイーブなところが二宮さん以外考えられない」と大絶賛したからという。

   原作と大きくかけ離れたストーリー展開やオリジナルのラスト、全く解明されない謎の数々など、前作同様モヤモヤは残るが、それを差し引いても余りある感動作に仕上がった。

   星人とのバトルで死んだ幼なじみの加藤(松山ケンイチ)を生き返らせるため、仲間を率いて戦いを続ける玄野(二宮)。ひとりぼっちになった加藤の弟の面倒を見るうち、想いを寄せてくれる同級生の多恵(吉高由里子)との間につかの間の幸せを感じるようになっていた。

   ある日、GANTZに異変が起きる。新たな敵となる黒服集団とのバトルで、一般人が巻き込まれて多数の死傷者が出てしまう。生き返って現実世界に戻った仲間たちも、再びGANTZに招集され参戦して来る。何かおかしいと玄野は考えるがーー。

「究極の選択」に玄野ニノが取った道は…泣ける!

   前作ではいきなり殺し合いに引きずり込まれて反発しつつも、自らの存在意味を見い出して生き抜く玄野を描いた。本作では、GANTZから多恵に殺人命令が下ったことから話が急展開する。仲間と敵味方に別れて戦わされる玄野。愛と友情の究極の選択を迫られる。

   大規模な銃撃戦、電車内の壮絶バトルと、ハリウッド映画並みのアクションシーンがてんこ盛り。どんなに痛めつけられても決して死なない玄野が、とにかく頼もしい。パート1では、無気力で存在感ゼロ、冴えないヘタレだったのに。パート2では驚くべき成長を遂げる。なんと自分の命を加藤やその弟、多恵、仲間たち、ひいては人類に捧げてしまうのだ。

   単なるアクション映画にとどまらず、女子大感涙の愛の感動巨編にまでなったのは、演技に説得力のある二宮だからこそ。二宮の玄野起用は正しかった。撮影中にぎっくり腰になるほど頑張った二宮の勇姿は、観る価値ありだ。

知央

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