深夜タモリこのゆるさにホッ!名盤「マル秘音」に大はしゃぎ

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「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)2011年4月23日0時20分~

   マニアックなネタで独自路線をいく深夜の長寿番組「タモリ倶楽部」がこの日取り上げたのは、生誕125周年のフルトヴェングラー。当然ながらフルトヴェングラーの功績をたどるいうようなものではなく、足音、間違い拍手、咳払い、指揮者の鼻歌やうなりなど、クラシックの名盤に図らずも入ってしまった(秘)の音を鑑賞するという一風変わった扱いだった。題して「フルトヴェングラー生誕125年記念 クラシック名盤<(秘)音>鑑賞会」。

   出演はタモリのほか、山田五郎、今では元オーボエ奏者で指揮者というよりも、美人ヴァイオリニスト宮本笑里のパパと言ったほうがわかりやすい宮本文昭、音楽評論家の満津岡信育。司会進行は構成作家でタレントの堀部圭亮なのだが、堀部がクラシックをまったく知らないらしく、「チェンバロってなんですか?」などという素っ頓狂なことを言い出す始末。これにほかの4人が一斉に突っ込むという図式も、ほかの番組なら司会者の勉強不足を一喝するところだが、「タモリ倶楽部」ならそれもありかなと思わせるところがこの番組の凄いところだ。

   男5人が音楽の合間に聴こえる足音や小鳥のさえずりを耳をすまして聴き、「ここですね」「今、聴こえましたよ」などとやっているのも奇妙だが、いかにも「タモリ倶楽部」な風景だ。震災後のピリピリムードのなか、こういうゆるい番組をみるとほっとする。

(白蘭)

採点:2
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