田中好子告別式テレビは気づかぬふりか「夫の計算」

印刷

「田中好子告別式ニュース」(各局情報番組)2011年4月25日

   若くして逝った田中好子は痛ましい。伊藤蘭と藤村美樹の弔辞も胸を打った。しかし、喪主挨拶には大変違和感をもった。夫が映画のカチンコを用意して、第2幕の開幕だと田中の1か月前のメッセージを流したのである。田中の吹き込んだ声はか弱く、息絶え絶えで苦しげ、それにも拘わらず大震災の犠牲者に悔みを述べている。「天国で被災された方々のお役にたちたい」と言っている。死後まで働くとは一見美談だが、死にたくない人の発想としてはおかしい。
   死の床での患者の苦しさは健康な人にはわからない。そんな状態でまで働かされている。いくら本人が望んだにしろ、寿命の分かっている妻をなだめて静かに休ませるのが夫の愛情だろう。恐らく夫の脳裏には葬儀の場面が映像のように浮かんでいたに違いない。喪主の自分の演出も含めて計算されていたものだ。想像するに夫は女優の妻を働かせただけでなく、死後まで利用したいエゴイストなのだ。案の定、彼には隠し子までいる不倫疑惑も伝えられている。
   単純な記者たちが感動ものと受け取る低レベルが情けないし、NHKもが夜のニュースの大項目で大震災の犠牲者を気遣っていると報道したのには呆れた。全く真相が読めていないおめでたさ。日本では「死者に鞭打つ」と受け取られて、人が亡くなると総てが賛美に変わるが、甘っちょろい。テレビこそ、これから延々と葬儀のシーンを垂れ流して利用するのに。もっと裏の真実を見るべきだ。

(黄蘭)

採点:0
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

注目情報PR
追悼

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中