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「3・12信越地震」被害大きいのに忘れられた長野・栄村

   仙谷由人官房副長官が今月5日(2011年5月)、東日本大震災の翌日の3月12日に震度6強の地震に見舞われて大きな被害を受けた長野県栄村の被災地を視察していた。

村の半分以上が高齢者

   井上貴博アナウンサーが「村の人口は約2300人。しかし、その半数以上が高齢者で、復旧活動はなかなか進みません」と報告、大きな亀裂が走る田んぼなど被害は大きい。また、岡安弥生アナウンサーは「昨年は230ヘクタールの作付けができたそうですが、今度の地震で農業用水路が土砂で埋まり、今年は30ヘクタールの作付けは難しいと言われています」と伝えた。

   現地を視察した仙谷は、「雪が地震とともに複合的に災害の原因となる怖さを改めて実感した。国は(信越地震も)忘れていない。村の再建支援に全力を挙げる」と語っている。

   司会のみのもんた「これだけの被害が出ているとは、私たちも気づかなかった」

   たしかに、長野県の地震でも首都圏は大きく揺れたのに、被害状況が伝えられることは少ない。「朝ズバッ!」も早々と次の話題に移った。東日本大震災のボランティアが急減していることだ。

東北ではGW終わりボランティア急減

   井上が「連休中は宮城県に4万人。岩手県に2万人のボランティアが入っていましたが、連休明けと共にこの数が激減するのは確実です」と伝える。

   コメンテーターの池田健三郎(技術評論家)「災害ボランティア制度をきちんと確立する必要がある。例えば、大企業から社員を派遣するとか、大学なら一定期間従事すれば単位を修得できるとか、被災地のためになり、活動に参加した人にもそれなりのリターンが得られるシステムを作るべきだ」