2024年 4月 25日 (木)

ユッケだけじゃない食中毒シーズン―熱湯5秒でまず大丈夫

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   「焼肉酒家えびす」チェーンの集団食中毒事件で、食べ物の扱い方の重要さがあらためてクローズアップされているが、以前に聞いた「豚肉は加熱処理が必要だが、牛肉は多少ナマでも大丈夫」もウソだった。

   食中毒が急増するシーズンを迎え、「スッキリ!!」が家庭でできる食中毒防止法を取り上げた。

スーパーの肉でもO-111の可能性

   スーパーなどで市販されている牛肉も、「腸管出血性大腸菌が見つかった事例もあり、O-111が付いている可能性がないとはいえない」(厚労省食中毒被害情報管理室)という。

   では、どんな点に注意する必要があるのか。75℃で加熱すれば菌は死滅するが、忘れがちなのは生肉に触れたマナ板や包丁などの調理器具。そのまま野菜などの調理に使用すると菌が拡散する恐れがある。

   O-111は人の体温と同じ37℃で保存すると、1時間で10倍、2時間で100倍に増殖する。菌を死滅させる一番有効な方法について、細菌学に詳しい新潟大学大学院の山本達男教授は、「沸騰した湯をかければ、おそらく1秒か2秒で死滅し、5秒間かければ十分大丈夫」と説明する。水道水を1時間かけ続けても効果はなく、瞬間湯沸かし器のお湯では死滅しないという。

焼肉は箸2本使い

   さらに、食中毒の代表であるサルモネラ菌や鶏肉から感染するカンピロバクターの菌も、やはり沸騰した湯を5秒間以上かければ死滅するとされており、食器用洗剤などで洗ったあと最終的に熱湯処理すれば完璧のようだ。これで分かるように、生肉を焼くときも生肉用の箸と食べる箸を分けて使う必要がある。

   ところが、司会の加藤浩次はよほどせっかちなのか、「別箸で!そんなに細かくできないですね。『焼き肉奉行』みたいな人がいないとダメだね」

   焼き肉で死に急ぐこともないと思うのだが…

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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