2018年 7月 22日 (日)

「生肉食中毒」激安煽ったグルメバラエティの共犯関係

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「焼肉ユッケ食中毒事件報道」(各局情報番組)2011年5月

   筆者は韓国料理に関心がないので、ユッケは食べたことも見たこともない。生肉というだけで「おえーっ」となる。焼肉ならば上等の肉を買ってきて自宅で食するか、外食の場合も必ず火を通す。皿に盛られた肉は綺麗に見えても、焼肉屋の厨房を見てみ給え。とても生なんかで食べる気が起きないほど雑然としていて汚いから。
   もう1点、今回の食中毒事件はテレビのバラエティ番組氾濫と無縁ではない。とにかく民放の食べ物バラエティが日本人の「食事は動物や植物の命をいただく」という古来からの美しい感謝の考えを破壊したのである。食事の挨拶が「いただきます」なのは、「命をいただく」から来ている。それを昨今のテレビは忘れさせたのだ。
   デブタレントが大口開けて口汚く食い散らかしたり、早食い競争をしたり、なかんずく、激安グルメや外食チェーンの値引き合戦を、さも良いことのように煽り立てる。少し考えてみれば、そんな値段で和牛を提供できるはずがないのに、である。普通の消費者でも日頃から、テレビの中で安い肉を見てインプットされ続けているので、安売り外食店に疑いを持たず抵抗感なく子供にまで生肉を食べさせる。恐ろしいことである。厳しい免許のいる寿司屋とは違うのだ。
   飽食の日本への神の怒りのように思える。デパートの閉店間際に、残った大量のケーキ類がどうなるのか考えてみたことがあるか、君。

(黄蘭)

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