2018年 7月 20日 (金)

福島1号機メルトダウン-相変わらず曖昧な東電と保安院の定義

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   「福島第一、メルトダウン」。番組の冒頭で、原発の映像とともに大きな見出しが踊った。福島第一原発の1号機が「メルトダウン」であることを東京電力が認めたというのだ。記者会見で「それ(メルトダウン)で結構でございます」などと答えた東電側の物言いに、司会の小倉智昭が「それで結構でございますって、結局はメルトダウンなんでしょ!」と、モノ言いをつける。

燃料棒はすべて溶けた

   しかし、結局なにがメルトダウンなのかというと、特段コレという決まりはなく、人によって解釈が異なる。原子炉や燃料棒のずぶのシロウトの筆者がメルトと言われてイメージするのはアイスバーだ。アイスが暑さでちょろっとでもメルトしてダウンしていったら、もうメルトダウンだという感じがする。

それで結構ですなんて!

   原子力保安院に言わせると、それは燃料の一部溶融とかナントカだそうである。メルトダウンは燃料が100%溶けて圧力容器の下に溜まる(か、さらに落ちる)ほどの状態だと、狭く定義している。

   東電は東電で、曖昧で世にもおそろしげな印象のメルトダウンなる言葉はできるだけ忌避したそうなところに、記者に「メルトダウンか?」と聞かれたので、「いろいろ解釈があるが、そう言っても構わない」との趣旨で答えたら、それは人によって無責任な物言いに映った。要は、これまで燃料棒の何割かは残っている(メルトダウンではない)とされてきたが、全部溶けてるらしいことがわかったということではなかろうか。

文   ボンド柳生 | 似顔絵 池田マコト
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