2018年 7月 22日 (日)

福島・一時帰宅酪農家の苦渋「牛は弱っていた。安楽死の方が…」

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   福島第1原発の半径20km圏内に自宅のある葛尾村と川内村の一時帰宅が12日(2011年5月)に行われた。「スッキリ!!」は葛尾村の酪農言え夫婦にカメラを託し、牛たちの姿を追ってもらった。

   しかし、2時間の滞在時間を終えて戻った夫婦を待っていたのは安楽死決定のニュース。夫は涙が止まらなかった。

「11月に1頭生まれる予定だった」

   この日の一時帰宅は、双葉郡葛尾村17世帯27人と川内村の28世帯43人。葛尾村で酪農を営む吉田照治(73)と妻の幸子が1か月ぶりに自宅に帰った。

賠償の問題じゃない

   出発前に吉田さんは「牛がいないと…。牛で生活させてもらっているから、牛のことで頭がいっぱい。11月には1頭生まれる予定だ」と語っていた。吉田さんが撮影した映像には、人気のない田んぼで数頭の牛が草を食べている姿があった。牛たちは田んぼの草を食べ生きのびていた。近寄ってきた牛たちに、「いっぱい食べろ」と吉田さんは餌を与える。

「残してきた牛はかわいそう」

   2時間の滞在時間はたちまち過ぎ、戻った夫婦に枝野官房長官の次のような談話が伝えられた。

「福島県知事に対し、当該(20km圏内の)家畜の所有者の同意を得て安楽死させるよう指示しました」

   吉田夫婦は涙を流しながらやっとの思いでこう語った。

「残してきた牛は弱っていてかわいそうな気がした。安楽死のほうをやってもらいたい」

   スタジオでは司会の加藤浩次が「当然、賠償の対象になるとはいえ、賠償してもらったらオーケーというわけじゃないですね」

   キャスターのテリー伊藤も「自分の家族ですからね。せつないね」

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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