「ユッケ食中毒の責任」チェーン店か加工業者か-ワイドショー真っ二つ

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<今週のワイドショー通信簿>焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」のユッケ食中毒事件は業務上過失致死容疑の刑事事件に発展したが、社会的責任としては、生肉用でないことを承知で客に提供していた店側にあるのか、ユッケでも大丈夫と売っていた食肉加工業者にあるのか、朝のワイドショーも分かれた。

   加工業者に一義的責任があるとするのはフジテレビ系「とくダネ!」。司会の小倉智昭は「やっぱり、卸業者から小売店に行くところの問題がかなり大きくクローズアップになりましたね」と、安全な肉を卸していたら問題はなかったといい、山形のだんご屋でO-157による食中毒が出ると、「おだんごや柏餅はダメですよって言えるか、言えないでしょう」と店側を擁護する。これにはちょっとした裏があって、小倉は都内の焼肉店「炙りや なかむら」を経営しているのだ。

「とくダネ!」と「朝ズバッ!」「モニバド」

   店の無責任経営を問題視するのはTBS系「朝ズバッ!」で、司会のみのもんたは「卸の業者にも責任があるとしても、他の店では出ていないことを考えると、やはりこのチェーン店が問題ですよね」と明快だ。テレビ朝日系の「モーニングバード」も「『勘坂康弘社長』家族で地道にやっていた1号店時代」と、低価格・拡大路線に切り替えてから、以前は自主的にやっていた細菌検査もやらなくなった「えびす」の経営体質が原因とした。

   日本テレビ系「スッキリ!!」は厚生労働省の形ばかりの監督・指導を批判。レギュラーコメンテーターの勝谷誠彦(コラムニスト)は「業界を監督する官庁と違反を摘発する役所が同じ厚労省というのがおかしい」と語気を強め、キャスターのテリー伊藤も「罰則強化など法整備を急げ」と言う。

   いずれにせよ、「えびす」はもはや客は寄り付かず、営業を続けることは難しいだろうし、肉を卸していた「大和屋商店」も仕入れる業者・小売店が減るだろうから経営は厳しくなりそうだ。(<テレビウォッチ>

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