橋下知事VS鳥取知事「議員定数バトル」どっちが勝ったの?

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   大阪府の橋下知事がまた話題を提供。今回は鳥取県会議員の定数を巡る3ラウンドの攻防だった。第1ラウンドは今週24日(2011年5月)。記者会見で「鳥取県なんかだと60万人ぐらいの人口のところで40何人いるんですから、6人でいいんですよ、鳥取の県会議員なんて」といきなりパンチを繰り出した。

「余計なお世話。おごり高ぶっている」

   橋下知事が挙げた数字の根拠は、大阪維新の会が議会に提出した議員定数削減の条例案。人口10万人当たり議員1人を基準に、大阪府(人口880万人)の議員定数を現在の109人から88人に削減する案となっている。

橋下作戦じゃないのか

   ダシにされた鳥取県知事の平井伸治知事がその日の午後、応酬の会見を開いた。

「余計なお世話。いちいち付き合っているひまは鳥取県政にはありませんから。おごり高ぶりが、ひょっとしたらあるのかも知れませんけども、橋下さん一流のパフォーマンスでしょ」

   実は、鳥取県(人口約58万人)の県議会は議員定数を段階的に削減して、今年4月の県議選では議員数を38人から35人にしている。

   カウンターパンチを浴びた橋下知事は黙っていられず、第2ラウンドへ。翌日の会見で、「議員の数が多いか少ないかは、意見を言わせてもらいます。おそらく、多くの国民は地方議員の数が多いって絶対思っていますよ」とエスカレート。おさまらない平井知事は26日に再反論の記者会見を開き、「なぜ鳥取だけが矮小化した議論をされるのか得心がいきません。可能であれば意見交換をしてみたいと考えている」

   その3時間後に関西広域連合の会議が行われ、平井知事はテレビ画面を通じて橋下知事と顔を合わせることに。激しい第3ラウンドが展開されると思ったら、冒頭に橋下知事が「大阪から一方的に意見を述べてしまってすみませんでした。暴走した発言でした」とすんなり謝罪してバトル終了。

スタジオのジャッジは「謝罪せずもっと議論を」

   スタジオのジャッジは、キャスターのテリー伊藤が「謝ることはないですよ。もっともっと議論を重ねてほしかった」といえば、元裁判官で弁護士の八代英輝は「(橋下知事の)作戦じゃないですか。6人はひどいけど、こういうところで議論になってくるというのは作戦ですよ」と深読みする。

   注意を喚起させるために議論を吹っ掛ける手法はいいのだが、どうせやるならチャンピオン、首都・東京の都議会や区議会議員で15ラウンドを対戦してもらいたかった。図体だけ大きくてまるで存在感がないのだから……。

モンブラン

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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