2024年 4月 25日 (木)

AKB48「酒と奔放な下半身」さすが「週刊新潮」大人の突っ込み

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   菅直人圧勝、小沢一郎惨敗。何としても総理の座を離したくない菅総理の口から出任せに乗せられた鳩山由起夫前首相が、土壇場で不信任案反対に寝返り、圧倒的多数で否決されてしまった。

   この結末は多くの識者がいっているように、小沢一郎の力の衰えの象徴である。「週刊新潮」は「『小沢一郎元代表』の自爆スイッチ」で、民主党幹部にこう語らせている。

「小沢さんは不信任案の前から進退窮まっていました。賛成すれば、今度こそ党を追い出される。その後、新党を作っても刑事被告人じゃ相手にされるはずがない。また、土壇場で腰が引けて、不信任案を採決する本会議を欠席したり、反対票を投じたら子分が一斉に離れていく」

   新潮の発売は、不信任案が採決される当日の朝である。結びに「菅総理の高笑いだけが聞こえてきそうだ」とあるが、見事な読みである。

東電温存の裏工作「旦那を守れと幇間政治家」

   先日、某雑誌の座談会で、山口一臣前「週刊朝日」編集長と加藤晴之元「週刊現代」編集長とで、週刊誌の誌面を取り上げ、話し合う機会があった。

   東日本大震災が起きてから週刊誌の記事で一番印象に残ったのは、「週刊ポスト」の「日本を信じよう」(4月1日号)で3人が一致した。山口氏は、たぶん編集長が書いたのではないかと思うが、特集巻頭の長いリードを読んで涙が出そうになったといった。ちなみに、この週の朝日は「負けるな日本!」だった。

   私が震災・原発報道でいちばんよかったと思ったのは、「週刊文春」の「御用メディアが絶対報じない東京電力の『大罪』」(3月31日号)である。他誌に先駆けて原発事故における東京電力の責任を大特集したのは慧眼であった。

   その文春が今週は東電と小沢一郎との「蜜月21年」を特集している。両者の結びつきは古い。経世会旗揚げ前に、竹下登が平岩外四東電社長に小沢氏のための会を作ってやってくれと頼み、財界人が小沢氏を囲む「一政会」ができてからだという。以来、小沢氏が日米の草の根交流を図るために作った「ジョン万次郎の会」(現在は「ジョン万次郎ホイットフィールド記念 国際草の根交流センター」)の発起人にも、平岩氏はなっている。

   この会はいまも小沢氏が会長で、勝俣恒久東電会長が理事を務めている。さらに、勝俣会長は小沢氏と囲碁仲間でもあり、そこから囲碁の好きな与謝野馨経済財政担当大臣とも結びつき、与謝野氏と安倍晋三元総理を囲む財界人の「四季の会」のメンバーにも名を連ねている。

   東電とつながりを持つ政治家は、民主党の渡辺恒三民主党最高顧問、亀井静香国民新党代表から、舛添要一元労働大臣にいたるまで幅広い。小泉純一郎元総理が退任した後、国際公共政策研究センターというシンクタンクができ、小泉氏は顧問に就任したが、東電はそこへ1億円寄付し、スタッフも派遣しているという。

   それ以外にも、自民党の政治資金団体「国民政治協会」にも、東京電力を始めとする各電力会社の役員たちが、毎年個人献金をしている。また、9電力会社の関連会社からの「国民政治協会」への政治献金は、2009年1年間だけで8148万円にも上る。

   もちろん民主党も東電マネーとは無縁ではない。電力総連がバックアップをする組織内候補もいるし、電力総連が年に数回のペースで開催している「明日の環境とエネルギーを考える会」には、衆参合わせて40名近くの民主党議員が参加している。

   こうして見てくると、東電というのは落語に出てくる大金持ちの旦那で、政治家はカネでいいようになる幇間(たいこもち)のようである。官僚たちにとっても東電など電力会社はおいしい天下り先である。したがって東電温存の裏工作が進んでいるのは間違いない。

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