AKB48「酒と奔放な下半身」さすが「週刊新潮」大人の突っ込み

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   菅直人圧勝、小沢一郎惨敗。何としても総理の座を離したくない菅総理の口から出任せに乗せられた鳩山由起夫前首相が、土壇場で不信任案反対に寝返り、圧倒的多数で否決されてしまった。

   この結末は多くの識者がいっているように、小沢一郎の力の衰えの象徴である。「週刊新潮」は「『小沢一郎元代表』の自爆スイッチ」で、民主党幹部にこう語らせている。

「小沢さんは不信任案の前から進退窮まっていました。賛成すれば、今度こそ党を追い出される。その後、新党を作っても刑事被告人じゃ相手にされるはずがない。また、土壇場で腰が引けて、不信任案を採決する本会議を欠席したり、反対票を投じたら子分が一斉に離れていく」

   新潮の発売は、不信任案が採決される当日の朝である。結びに「菅総理の高笑いだけが聞こえてきそうだ」とあるが、見事な読みである。

東電温存の裏工作「旦那を守れと幇間政治家」

   先日、某雑誌の座談会で、山口一臣前「週刊朝日」編集長と加藤晴之元「週刊現代」編集長とで、週刊誌の誌面を取り上げ、話し合う機会があった。

   東日本大震災が起きてから週刊誌の記事で一番印象に残ったのは、「週刊ポスト」の「日本を信じよう」(4月1日号)で3人が一致した。山口氏は、たぶん編集長が書いたのではないかと思うが、特集巻頭の長いリードを読んで涙が出そうになったといった。ちなみに、この週の朝日は「負けるな日本!」だった。

   私が震災・原発報道でいちばんよかったと思ったのは、「週刊文春」の「御用メディアが絶対報じない東京電力の『大罪』」(3月31日号)である。他誌に先駆けて原発事故における東京電力の責任を大特集したのは慧眼であった。

   その文春が今週は東電と小沢一郎との「蜜月21年」を特集している。両者の結びつきは古い。経世会旗揚げ前に、竹下登が平岩外四東電社長に小沢氏のための会を作ってやってくれと頼み、財界人が小沢氏を囲む「一政会」ができてからだという。以来、小沢氏が日米の草の根交流を図るために作った「ジョン万次郎の会」(現在は「ジョン万次郎ホイットフィールド記念 国際草の根交流センター」)の発起人にも、平岩氏はなっている。

   この会はいまも小沢氏が会長で、勝俣恒久東電会長が理事を務めている。さらに、勝俣会長は小沢氏と囲碁仲間でもあり、そこから囲碁の好きな与謝野馨経済財政担当大臣とも結びつき、与謝野氏と安倍晋三元総理を囲む財界人の「四季の会」のメンバーにも名を連ねている。

   東電とつながりを持つ政治家は、民主党の渡辺恒三民主党最高顧問、亀井静香国民新党代表から、舛添要一元労働大臣にいたるまで幅広い。小泉純一郎元総理が退任した後、国際公共政策研究センターというシンクタンクができ、小泉氏は顧問に就任したが、東電はそこへ1億円寄付し、スタッフも派遣しているという。

   それ以外にも、自民党の政治資金団体「国民政治協会」にも、東京電力を始めとする各電力会社の役員たちが、毎年個人献金をしている。また、9電力会社の関連会社からの「国民政治協会」への政治献金は、2009年1年間だけで8148万円にも上る。

   もちろん民主党も東電マネーとは無縁ではない。電力総連がバックアップをする組織内候補もいるし、電力総連が年に数回のペースで開催している「明日の環境とエネルギーを考える会」には、衆参合わせて40名近くの民主党議員が参加している。

   こうして見てくると、東電というのは落語に出てくる大金持ちの旦那で、政治家はカネでいいようになる幇間(たいこもち)のようである。官僚たちにとっても東電など電力会社はおいしい天下り先である。したがって東電温存の裏工作が進んでいるのは間違いない。

「総選挙商法」メンバー事務所がCD大量買い疑惑

   さて、衆議院解散・総選挙はしばらくなくなったが、AKB48の総選挙が加熱していると新潮と文春が書いている。唯一AKB48のスキャンダルを追及していた文春が、彼女たちのグラビアを巻頭に載せるなど「手打ち疑惑」が噴出しているが、そうした色眼鏡で見るせいか、文春の記事はいつもの突っ込みに欠けている。新潮は「バカ騒ぎ『AKB48』総選挙の裏に『酒と男』の私生活」。タイトルからもやる気が充満している。

   AKB48の21枚目のシングル「Everyday、カチューシャ」は、発売初日で94万枚を売上げ、発売5日目で125万4354枚に達した。この驚異的な売り上げを支えているのが、1人で10枚、100枚と大人買いするファンたちの存在である。ファンたちの関心はCDにあらず、1枚ずつに封入されている第3回AKB48総選挙の「投票権」にある。

   投票の対象になるのは、AKBのほか名古屋・栄をベースにするSKE48、大阪・なんばのNMB48の正規メンバー、研究生合わせて152名。総選挙で21位までに入った選抜メンバーだけが、次回のシングルに参加できるのだ。さらに、選抜メンバーのなかでも上位12名はテレビや雑誌に優先的に出演できる。大島優子、前田敦子、篠田麻里子などがこの選抜メンバーから出てきて国民的アイドルになった。

   AKB48商法の凄いところは、各メンバーがそれぞれ違う事務所に所属しているため、事務所が挙って大量にCDを買い取り、投票しているのではないかという疑惑も出ているというのだ。

「アイドルなんかじゃない。向こうから誘ってくる子」

   総選挙のバカ騒ぎのあとは、お決まりの男関係である。AKB48の複数のメンバーと付き合ったことのある私大生・秋葉康志君、もちろん仮名はこう語っている。

「AKBは、親しくなってみると全然『アイドル』なんかじゃなかった。すぐ家までついてくるし、中には向こうから誘ってくる子もいた。渋谷辺りを歩いている普通の女の子をナンパして、セックスするほうが難しいくらいですよ」

   何ともうらやましい話だが、彼が知り合ったきっかけは昨年5月、六本木のクラブ「New Lex Edo」だそうだ。

学生企業家の川崎成明君(24・これも仮名)は、彼女たちとデートする時は、彼女たちが顔バレを恐れているため、コンビニで酒や食べ物を大量に買って彼の部屋で朝まで遊ぶのがパターンだという。
「天下のAKBでも下位のメンバーは月給も安く、『蜜』=貢ぐ人、つまり援交相手を探して稼いでいる子もいました」(川崎君)

   こうしたことに、AKBの顧問弁護士は「不適切な異性関係、未成年の飲酒、喫煙は禁止」していると答えている。だが、新潮は「成人前から飲酒にいそしみ、奔放な下半身を持つメンバーが1人2人ではないこともまた事実。大量のCDを大人買いするファンは、こんな実態をどう思うのか」と問題提起している。そのうち、「AKB48のメンバーが実名告白 私の愛と性」なんて特集が新潮に載るかもしれないな。

元気ない「FLASH」トップが「耳なしウサギ」じゃあね

   ところで、この頃「FLASH」の話題を聞かない。休刊したのではないかと心配になってキヨスクを覗いてみたら、ありました。しかし、一番大きなタイトルが「米メディアも注目!福島で生まれた『耳なしウサギ』」で、ネタ元はYouTube。FLASH編集部が真偽を確かめるべく福島県浪江町津島地区へ向かって、当該のウサチャンと対面する。確かに耳がなく、原発事故後に妊娠したのは事実のようだが、複数の大学獣医学部や放射線の専門家に問い合わせても、「因果関係は明確にできない」ということしかわからない。

   他に「AKB48水着&OL姿」や「東電の『後出し』写真&ビデオを全精査」などもあるが、誌面から活気が立ち上ってこない。かつては、日本テレビの人気女子アナ・夏目三久の、笑顔でコンドームを持つかわいらしい写真を掲載して話題になったこともあるが、このところそうしたスクープも絶えて久しい。光文社唯一のジャーナリズム雑誌なのだから、もっと元気になってほしいと思うのは、無い物ねだりなのだろうか。

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