フィールド闖入者―見事な逃げっぷりに観客大喜び
テレビのスポーツ中継などでたまに目にするのが、フィールドに闖入して走り回ったりする闖入者たち。実況アナウンサーからは「熱戦に水を差す」などと嫌われ、この頃は「映してはヤツらの思うツボ」とばかり、突然カメラがフィールド外に切り替わるなど、黙殺されることも少なくないようだ。しかしその反動なのか、ネット上では、個人撮影の闖入動画が人気を集めている。
追跡を振り切って外野からボックス席まで逃走
動画サイトのYouTube(ユーチューブ)での最近のヒット作は「大脱走」http://www.youtube.com/watch?v=X7B4gic1-qU。投稿から約1ヶ月で再生数200万回を超えた。MLBヒューストン・アストロズの本拠地、ミニッツ・パークでの野球の試合中、観客の男が走り出し、外野のフェンスを軽々と乗り越え、警備員の追跡を振り切って、ボックス席にまで登って逃走していく。その見事な逃げっぷりに観客から声援が送られた。
コンピレーション動画http://www.youtube.com/watch?v=K6Rhfv4e0O4も人気を博している。こうしたフィールド闖入動画を数多く見ると、この行為に老若男女、ジャンルの隔てはないことがわかる。サッカー、野球、アメフト、競馬、裸のおじさん、水着の女性に、審判の格好と、なんでもありだ。観客の反応も様々で、野球(MLB)では全体に闖入者への暖かい反応が目立つ。警備員の追跡もわりと緩いようだ。
反対に痛い目を見る確率が高そうなのがアメフト(NFL)。体格がよい警備員が多く、追跡も執拗なことが多い。なかには、フィールド上の本物の選手にタックルを見舞われるケースもある。相当危険な気がするが、でも、それも闖入者には狙いのうちかも!?
ボンド柳生