「ちょっと妹に会いに」城主の奥方あり得ない!NHK大河あまりの出鱈目

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「江~姫たちの戦国 第21回 豊臣の妻」(NHK)2011年6月5日20時~

   忍耐強く毎回見ているが、中盤に差し掛かっても相変わらずつまらないドラマだ。今回も呆れたのは、茶々が秀吉の胤を懐妊して江(上野樹里)が激しく姉の茶々(宮沢りえ)に盾つく。秀吉は父母を殺した仇だと言っていたのに、こともあろうにその男とねんごろになり、仇の子を身籠るとは許せないというわけだ。ここまではいいとして。
   2週前の回で京極高次に輿入れした次女の初(水川あさみ)が、姉と妹の対立を自分が仲直りさせるといって大坂城にやってくる。茶々が手紙で初に知らせたのだそうだ。初が嫁いだ京極高次は近江の国の1城主である。近江の国は今の滋賀県だ。当時は新幹線も在来線も自動車も自転車だって何にもない時代、歩くか籠か、男なら馬だが(一定の地位のある人間だけが乗れた)、城主の奥方様が移動するとなると大騒動である。ひょいひょいと思いつきで行けるわけがない。隣の国、今の隣接県へ行くのもこの時代は女だと何日がかりだ。考えてもみよ。江戸時代でも今の新宿を内藤新宿といい、出発して最初の宿場であった程の距離感があったのだ。まして戦国の世においておや。
   ちょっと古いが、「ドラえもんのドコデモドア」じゃないので、そんなに簡単に姉妹に会いに来られるわけはないのである。ご都合主義というか、出鱈目というか、しかも、「私も帰って子供を作ろう」というようなセリフを初が吐く。余りにシラケたので正確な言葉は聞きそびれた。いやしくもNHKの看板ドラマでこんな脚本家は首である。

(黄蘭)

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