菅首相と国会「辞任しないから進まない」のか、「進まないから辞任しない」のか
2011.06.15 13:30
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きのう(2011年6月14日)の参院災害復興特別委で、退陣時期を問われた菅首相は「一定のメド」を連発。「一定のめどとはいつか」と突っ込まれても、「辞めたいと思っていても、そんなことは公にしない。前の日に決断することだってある」と突っぱね、「できれば7月中にも1次補正の積み残しなど、1・5次補正とも呼べるような緊急のものを盛り込んでいく」となお意欲をみせた。
1・5次補正予算にも「延命だ!」
さっそく自民党から「延命だ」(石原幹事長)、「そんなもの延命に使うな」(石破政調会長)と非難の声があがり、与党からも「かえって(2次補正が)遅くなるんじゃないか」(渡部最高顧問)、「野党が協力しないといってるんだから、いくら法案出してもダメ」(平田参院幹事長)という声が上がった。
しかし、これはきのうの閣僚懇で指示したもので、内容は「被災者の二重ローンの軽減」「原発事故の賠償関連費用」など。別に岡田幹事長は3か月程度の会期延長の意向を表明してもいる。ますます「一定のメド」がわかりずらくなってきた。
日程的には今週中といわれる復興基本法案と8月とされる特例公債法案の間に、2つの補正予算が割り込む形になる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト