2024年 4月 23日 (火)

菅首相と国会「辞任しないから進まない」のか、「進まないから辞任しない」のか

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   きのう(2011年6月14日)の参院災害復興特別委で、退陣時期を問われた菅首相は「一定のメド」を連発。「一定のめどとはいつか」と突っ込まれても、「辞めたいと思っていても、そんなことは公にしない。前の日に決断することだってある」と突っぱね、「できれば7月中にも1次補正の積み残しなど、1・5次補正とも呼べるような緊急のものを盛り込んでいく」となお意欲をみせた。

1・5次補正予算にも「延命だ!」

   さっそく自民党から「延命だ」(石原幹事長)、「そんなもの延命に使うな」(石破政調会長)と非難の声があがり、与党からも「かえって(2次補正が)遅くなるんじゃないか」(渡部最高顧問)、「野党が協力しないといってるんだから、いくら法案出してもダメ」(平田参院幹事長)という声が上がった。

   しかし、これはきのうの閣僚懇で指示したもので、内容は「被災者の二重ローンの軽減」「原発事故の賠償関連費用」など。別に岡田幹事長は3か月程度の会期延長の意向を表明してもいる。ますます「一定のメド」がわかりずらくなってきた。

   日程的には今週中といわれる復興基本法案と8月とされる特例公債法案の間に、2つの補正予算が割り込む形になる。

国民にはさっぱり見えない

   司会の小倉智昭「菅さんが総理大臣としての資質がないというのが本当なのか、これは政争の具ではないのか、これが国民に見えない。本当にダメだと思っているのなら、両院議員総会で徹底的につるしあげればいい」

   高木美保(タレント)「いま国会中継の視聴率が高いという。国民は菅さんが悪いのか、政争の具なのか見極めようとしている。われわれはこうするんだという強いメッセージがないから、コメントのしようがない。

   いいものはどんどん決めて、ツケはあとで払うことでいいじゃない。どうしてそうならないのか」

   小倉「会期延長して、真剣にやらないといけないとみんなわかっているのに、不信任案は2度はダメだから。ここでなんとかというのが自民党でしょう」

   デーブ・スペクター(プロデューサー)「永田町は大人の幼稚園みたい。菅さんの何が悪いか、週刊誌にいろいろ書かれているが、確認できるものではない。民主党だって、菅さんでもこれだけ復興やっていると、なんでPRできないのかと思う」

   小倉「うまくやってることがないんだって」

   デーブ「全部悪いってことはないと思いますよ」

   政治空白の責任というが、空白をもたらしたのはだれなのか。じっくり見直す必要はありそうだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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