蟻の巣に溶けたアルミで型取り―昆虫研究か?虐殺か?

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   蟻の一穴――などというが、地面の小さな穴に出入りする小さな生き物「蟻」の動画を今回は紹介したい。

   彼らは働き者として知られ、地下に大きな巣を建てる建築家でもあることはよく知られている。ただ、もし一般人がそうした蟻の巣や生態を観察しようと思っても、小さな透明のケースでやるのが関の山。だが、アリの生態研究の第一人者ともなると、ちょっと驚きのコロンブスの卵的な方法を取っているらしいのだ。

複雑に広がる巨大な巣ツリー

   フロリダ州立大学教授のツィンケルさんのやり方は、摂氏650度に溶かした大量のアルミを地表の穴から流し込んで、巣をまるごと鋳造してしまうというもの(※危険なので、絶対に真似しないでください)。アルミが固まると、古代遺跡の発掘でもするように、注意深く、7時間もかけて、シャベルやスコップで掘り出す。すると、地下に複雑に広がる巨大な蟻の巣ツリーが姿を現す――。

   この様子を収めた動画が最近、動画サイトのニコニコ動画で評判になっている。もとは米国CBSニュースで放送されたと見られる動画で、YouTube(ユーチューブ)には数年前から掲載されているものだ。

   このアルミの蟻の巣は「シャンデリア」「まいたけ」「オブジェ」「ゲージュツ」などと、見る者からさまざまにたとえられ、讃えられている。その一方、人間の好奇心のせいで、住居にアルミを流し込まれ、虐殺された蟻さんが気の毒だ、残酷だというコメントも絶えない。

   なお、米国各地の博物館には、教授がこうして保存した蟻の巣が展示されているという。

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