2024年 4月 26日 (金)

やっと海に戻ってきた!打ち上げられた巨大漁船修復―気仙沼漁港

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   今ごろはカムチャッカ沖でサケ・マス漁に取り組んでいたはずなのに、津波で陸に打ち上げられてしまった大型漁船を海に戻す作業が始まった。

3日がかりで費用1億円

   カツオの水揚げ14年連続して日本一の宮城県・気仙沼漁港では、全長40メートル、約400トンの巨大な漁船「第1明音丸」が港から80メートルほど離れた陸地に横たわってる。これを巨大なクレーン2機で持ち上げる作業が15日(2011年6月)朝から始まった。16か所をワイヤーで固定して持ち上げ、特殊な搬送車に載せて海へ戻す。3日がかりの作業だ。

   搬送車も横幅7・5メートル、全長30メートル、車輪は192もある。移送費用は1億円。保険会社が全額負担することが決まった。

   作業を見つめながら船主の池田博人さん(36)は、億単位の移送費用では払えないと一時は廃船、解体を決めた。「船が海に戻るのは本当に楽しみ」という。船長も「やっぱり船が生活の糧。船がなければ陸に上がった河童と同じ」と語り、操業再開のメドがついたことを喜ぶ。

   搬送車に載せる1日目の作業は11時間かけて終了。17日午前10時半に着水する予定という。ただ、まだ大型漁船4隻が陸で船腹をさらしていて、これらの漁船も海に戻す作業が行われ7月中ごろには終わるという。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中