海苔切り鋏バカ売れに秘訣―不思議に嫌味ない「企業成功話」

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「がっちりマンデー」(TBS)2011年6月12日7時30分~

   丸ごと企業の宣伝番組なのだが、不思議に嫌味な所のない30分である。中小企業が多いのだが、何かで成功している企業の社長を呼んで、成功した商品の秘訣やプロセスを聞きだすのである。司会は加藤浩次と進藤晶子で解説に森永卓郎が並ぶ。他に岡本夏生。
   今回はかつて一眼レフの時代に、カメラ愛好家垂涎の機種だったオリンパス・ペンを、消えてゆかせるのは勿体ないと考え、デジタルカメラでもペンと名付けた昔のペン型の機種を出した。デジタルカメラではニコンとキャノンの2大メーカーがシェアを独占しているので、オリンパスは影が薄かったのだが、ペンの再ブレイクのお蔭でシェアはまた15パーセントにまで急激に回復したという。
   もっと面白い例はハサミのメーカーだ。それは裁ち鋏のような大型のもので、売り出した時は海苔切り用だった。つまり、刃が何枚も等間隔に並んでいて、ちらし寿司などにかける時に海苔を細切りにしたいが面倒だ、ええい、揉み海苔にしちゃえといった経験があればものすごくこれは便利。だが、そうそう頻繁に細切り海苔も食べないので、鋏の売れ行きはイマイチだったのだ。ある日、お客の女性が「家ではこれをシュレッダー代りに使ってます」と言ったのでハッタと膝を打ち、以後、海苔きりバサミの包装をやめ、シュレッダー用と変えて売り出したら、バカ売れ!筆者だって早速買いたいと思う。いやぁ、領収書類は見られたくなくて捨て難いからね。

(黄蘭)

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