「下流だ、セレブだ」どこの話!?原作者のコンプレックス付き合ってる暇ない

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「下流の宴 第1回~第3回」(NHK)2011年6月14日22時~

   一体日本人の何パーセントの人が、自分は中流だとか下流だとか意識しているだろうか。まして、中流にいると思っている人間が下流と勝手に決めつけている人と付き合いたくないと考えるほど日々の生活はヒマか。上流中流下流などと塊りで差別するより、目の前の人の人間性が1番問題だと思うが、原作者はそうではないらしい。
   主婦の福原由美子(黒木瞳)はフリーターの高校中退で大学へも進学しないグータラの長男・翔が、ネットで知り合って結婚すると連れてきた彼女の宮城珠緒(美波)の無作法女ぶりにパニックになる。「好きな人と結婚するのに何で覚悟がいるのか」と珠緒に質問されて唖然となる。珠緒は沖縄の離島出身で実家の母親(余貴美子)は島で1軒だけあるカフェバーのママ。由美子とは大違いの女だ。
   由美子を国立大学卒まで育てた実家の母・満津恵(野際陽子)が翔を持て余す由美子を気遣って、1千万円あげるから留学して来いと提案しても、翔は覇気なく今のままでいいという。局の番宣には格差社会の現実をユーモラスに活写という風に書いてあるが、筆者にはそうは取れない。女性週刊誌の売らんかな主義でセレブとか白金ーゼとか煽り立て、あたかも格差があるようにバカ女たちが錯覚しているだけで、知的にも経済的にも本当のセレブは自分たちを上流などと全く意識はしない。揺るがない自信があるからである。林真理子の上昇志向はコンプレックスの裏返し以外の何物でもない。

(黄蘭)

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