2019年 7月 21日 (日)

日本外食「餃子・カレー・牛丼」アジア進出―タイ大好評、なぜか中国苦戦

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大連では「王将」焼きギョーザ拒否!

   逆に攻略できないのが中国だ。人口600万人の大連の名物は水キョーザ。皮が厚く食べごたえがあって、中身もバラエティーに富む。ここに2005年、京都のギョーザチェーン「王将」が出店した。むろん焼きギョーザだ。日本では580店舗で日に170万個を売る。焼きギョーザ定食(チャーハン、ラーメン)が売りで、増収増益を続けている。その勢いを水ギョーザの大連にぶつけたのだが、売れなかった。

   大連ではギョーザといえば水ギョーザ。たまに、残ったものを翌朝焼いて食べる。それが焼ギョーザだった。また、中国人が外食する時は、家族や友人が連れ立って、大勢でいろんな味を楽しむ。王将の焼きギョーザ定食はあまりに寂しかったのだ。

   王将は昨年、6店舗のうち2店舗を閉鎖。いま巻き返しに知恵をしぼっている。青島に出店したチャンポンの店も3年で撤退した。中国では野菜は安物のイメージだったのだ。64社のうち25社は縮小・撤退を経験している。

   北川さんも中国の難しさは認め、「食文化が多彩ですからね」という。日本の外食産業は年間24兆円くらいで頭打ちだが、中国は3年前に日本を抜いた。「工夫次第では、ここに活路を開く可能性がある」という。

   番組では、大連よりバンコクの客の方が経済的に豊かなように見えた。王将はターゲットを間違えたのではないか。ギョーザはどう転んでも庶民のもの。庶民レベルでは中国は手強い。タイやシンガポールだったら? 遠い記憶を重ね合わせてみたが、むろん答えは出ない。

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代(2011年6月20日放送「『アジアの舌』を攻略せよ」)
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