「下関・女児殺害」母親の元交際相手「全面否認」のまま起訴

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   昨年(2010年)11月、山口県下関市で6歳の女児が殺害された事件で、許忠志容疑者が殺人と死体遺棄の容疑で起訴された。許は殺された女児の母親の交際相手だった。阿部祐二リポーターが事件のその後を伝えた。

被害者とDNA一致

   昨年11月28日早朝、下関市内のアパート2階に住むパチンコ店女性従業員の部屋から出火し、「助けてください」という声で隣人が仕切り越しに見ると、住人の長男と長女が「煙が出ているのです。お母さんは仕事でいません」と助けを求めていた。玄関の鍵はかかっておらず、玄関にあった靴や内壁が煙を上げて燃えていた。火事はすぐに消し止められたが、長男と長女が「妹がいない」と言い出し、消防隊員や警察官が捜索を始めたところ、アパート近くの側溝で仰向けになって倒れているのが発見された。

証拠あるのに

   阿部「山口県警は市内に住む母親の元交際相手の許忠志容疑者から任意で事情聴取を行い、5月27日に殺人および死体遺棄の容疑で逮捕しました」

   逮捕の決め手となったのは「被害者に付着していたDNAと許容疑者のDNAが一致した」(阿部)と伝えるが、許は「知りません。殺していません」と否認しているという。

   DNA鑑定にどれぐらいの証拠能力があるか。元東京地検公安部長だった若狭勝弁護士は、「被害者に付着していたDNAと容疑者のDNAが一致していることが第一の条件。次に、その付着していたDNAが犯行時に付いたものであることを証明する必要がある」と指摘する。

犯人父親はアリバイ証言

   司会の加藤浩次が「DNAの一致という動かしがたい証拠があるのに、なぜ黙秘を続けているのか」とコメンテーターの菊池幸雄(弁護士)に聞く。

   菊池「長時間の取り調べでは、容疑者の記憶が曖昧になることがよくある。矛盾点も出て来て、そこを突っ込まれると下手ことは喋らない方がいいと考えてしまう」

   阿部は許の父親から受け取ったという手紙を紹介した。

「犯行当夜、容疑者が自宅にいたことを確認した時間帯があり、そのことは裁判の中で明らかにして行きますと書かれていました」

   証拠のDNAと全面否認、父親のアリバイ証言と難しい裁判になりそうだ。

文   ナオジン | 似顔絵 池田マコト
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