2018年 7月 20日 (金)

天海祐希ボスの貫禄、キャラ濃い面々-出色だったセリフのスピード感

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   <BOSS(フジテレビ系木曜よる10時)>こんなボスの下なら働いてみたいな。同僚もみんな面白いヤツばかりだし。そう思う人も少なくないのでは。

   それにしてもBOSS・大澤絵里子(天海祐希)の貫禄は画面を圧するばかり。背の高さ、均整の取れた体型、抜けるような色の白さ、完璧に彫り上げたかのような目鼻立ち…。宝塚時代、何十年に一人の逸材といわれたその魅力をいかんなく発揮している。

   宝塚出身の女優は歌舞伎役者と同じで、舞台では輝いていてもテレビドラマの中では浮いてしまう人が少なくない。でも、天海祐希は一段と輝き、大船のように他の俳優たちを乗せて引っ張ってゆく。まさに、宝塚の男役をドラマの中で違和感なく演じているという感じだ。しかも、いっこうに年を取らない。天海祐希よ、あなたは魔女か。

竹野内豊の「合コン上司」楽しい

   ボスの下で働く面々もデフォルメ具合に嫌味がなく、それぞれの俳優が楽しんで演じているように見える。上司のくせに「野立会」なるものを作って合コンに精出している野立信次郞(竹野内豊)。竹野内はいつも暗めの真面目な役が多いが、たまにはこういうのもいい。

   真面目といえば片桐(玉山鉄二)の女性恐怖症ぶり。玉山が二枚目なだけにおかしい。なーにぃ、あの髪型。言うまいと思っても、見るたびに口に出てしまう。どの番組もハゲネタで通している温水洋一演じる山村刑事の頭よりおかしい。ケンドーコバヤシ演じるマッチョなオカマ刑事もけっこうほほえましい。

ポポポポポポンとやり取り

   犯人役で出てくるゲストも豪華で、あの「古畑任三郎」を彷彿とさせるのだけれど、このドラマが他の刑事ものから抜け出ているのは、ひとつには「特別犯罪対策室」で交わされるボスと部下たちの会話のスピード感だ。役者同士のセリフに0.1秒の間もないほどだ。これをポンポン…、どころかポポポポポポンとやり取りするのはたいへんな技量なんじゃないかと思う。ひとりでも間を間違えたら台無しなんだから。

   このシーズンは終わり、例によって大澤絵里子は空港から飛び立った。だけど、また同じ場所からさっそうと降り立ち、いきなり対策室に現れて、「ただいま。事件だから」と檄を飛ばす日は遠くないだろう。待ってるよ。 

     
文   カモノ・ハシ
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