2018年 7月 22日 (日)

やらせメールで九電社長「誰が指示したかは意味がない」

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   九州電力で玄海原発の再稼働を急ぐあまり、原発安全を自作自演し、「やらせ」があったことが6日(2011年7月)の衆院予算委員会で暴露された。やらせは6月26日に国が主催した玄海原発運転再開へ向けた県民説明会(ケーブルテレビやネットで中継)であった。

   説明会が行われる4日前に、課長級の社員が九電の発電所所員や関連会社社員宛てに発信した電子メールで、「可能な範囲で当日、ネット参加へご協力を」とし、原発運転再開賛成のメールを説明会ライブのウエブサイトに送るよう依頼していた。九電関係者であることを隠そうとしたのだろう、会社のPCではなく自宅PCを使うよう依頼する文言もあった。

「私じゃないけどノーコメント」

   この暴露を受けて6日夜、記者会見した九電の真部利応社長はしどろもどろながら、隠そうとする姿勢がありあり。

   ―社長は誰が指示したかご存じか。

「そのことについては申し訳ないがコメントを控えさせてください」

―社長が指示したのか。

「それもノーコメント。仮に誰がやったとしても、この最高責任者は私ですから」

―ノーコメントでは、取りようによっては社長が指示をされたと受け取られかねませんよ。

「私が指示をしていないと言ったら誰かになるわけで、そんなことはあまり意味がない」

―最高責任者が指示を出したのかどうかとなると、意味合いが全然違う。別の人が指示したのなら、調査中というべきでは?

「そうですかね…。それも含めてノーコメント」

   ここで脇から差し出されメモを読んだ社長は、「ウー、わかりました。責任は私にあるが、指示はしていないということは明確に申し上げます」

相変わらずの隠蔽体質が出た…

   早稲田大大学院教授の北川正恭「自分たちで墓穴を掘った。自分たち仲間でやってきたことが善だという押し付け背景にあり、相変わらずの隠ぺい体質が垣間見える」

   東京新聞政治部デスクの金井辰樹も「原発問題は国民総がかりで議論し考えなければならないのに、やらせとはショック。俎板の上のコイのはずが、ジタバタして姑息なことをするのでは理解したくてもできない」と唖然とする。

   そもそも、福島原発事故の国の責任があいまいな状態まま運転再開を急ぐこと自体が、経産省の一種の「やらせ」。九電がそれに悪乗りし本物のやらせに繋がったのだろう。

文   モンブラン
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