液状化で沈む日本列島-続報期待したいNHKドキュメンタリー

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「NHKスペシャル 世界最大の液状化」(NHK)2011年7月10日21時~

   液状化現象とは、大地震でお台場のような埋立地の地盤が緩んで水がしみ出すことだと考えていたら、これが大間違い。今回の東日本大震災でおきた液状化の地域は、関東地方から東北地方まで、南北500キロにわたり点々と赤い斑点がついている。東西も海岸ではない相当な内陸部分まで液状化したのだ。これが広がると日本列島が全部水浸するのではないかとまで想像して恐ろしくなる。
   別の番組で見たのは、千葉県の新興住宅地のピカピカの家が傾いていて、ビー玉がコロコロと転がってゆく光景だった。液状化の被害は関東地方だけで1万棟以上もが被っている。16センチも家の片方が沈んだ家では頭痛、吐き気で住めたものではない。折角建てた虎の子のマイホームが住めないのでは泣くに泣けない悲劇だ。ローンがまだ17年も残っているのにまた修理で大借金という人もいた。
   液状化するかもしれない土地でも完全に影響を防げる家を建てられる技術を持ったメーカーはない。烈震というのでもなく、震度5強でかくも酷い液状化の被害が出たのは揺れている時間が長かったからだそうだ。地震は人智を超えたところにある。日本列島から無くせないとすれば、専門家が一致協力して対策を考えねばならないが、原発事故でゾロゾロ出てきた専門家と称する連中の体たらくを見るにつけ心もとない。このドキュメントもさすがNHKという出来具合ではあったが、さらにしつこく取材を続けてもらいたい。

(黄蘭)

採点:1.5
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