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医者も注意呼びかける「扇風機あたり続けると死ぬ」

   猛暑×節電で扇風機が品切れの人気だが、扇風機には思わぬ危険がある――と番組。使い方によってはクーラーより危険で、寝ながら扇風機の強い風にあたり続けると、死を招く可能性すらあるそうだ。

体温低下で心筋梗塞や脳梗塞

   扇風機で死ぬ、凍死するといった話は、「都市伝説」と見る人もネット上などで散見するが、石原新菜・イシハラクリニック副院長は、扇風機によって「凍死寸前の体温(33度)」に近い34~35度になり、最悪の場合、亡くなることも考えられるという。

   番組の「実験」(室温28度、1mの距離で『強』の風にあび続ける)でも、表面温度は30度まで下がったそうだ。原元美紀リポーターは「腕が痛い」「指先の感覚がなくなる」といった症状を訴えた。

   ただ、「死のシナリオ」は、いわゆる凍死というよりは、寒さで血管が収縮することで、心筋梗塞、脳梗塞を誘発して死亡――といったものであるようだ。

   「あの距離で『強』はなかなか使わないと思いますけどね」と司会の羽鳥慎一。それでも泥酔したり、睡眠薬を飲んで寝込んでしまった場合などは危険性が高く、タイマーや首振り機能の活用が望ましいという。