目障り耳障り地デジ化PR―実はテレビ制作現場でも対応滑り込み

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   信号待ちをしていると、ウグイス嬢がキイキイ言っているのが聞こえてきた。でも、暑さでボーっとした頭には何を言っているのか、ヒアリング能力はゼロ。とうとう幻覚でも見るようになっちゃったのかしら。なんだか選挙カーのような車がこちらに向かって走ってくる。結局、菅さんは解散したの? いまどき選挙なんかあったっけ…なんて思っていると、声はどんどん近付いてきて、ようやく何の車かがわかった。

「みなさん、地デジの準備はお済みですか。まだお済みでない方は、お早めにい~」

   見ると、白いバンには選挙候補者の代わりに、なんと地デジカがいる。ウグイス嬢のお姉さまがたも、両手に地デジカの人形をいくつも持って笑顔を振りまいている。こんなことまでして地デジカ確認する必要あるのかと思えば、最近はコンビニのレジのところにも、地デジサポートのカードがさりげなく置かれるようになった。電車に乗れば、やはり地デジ化をしたかどうかの確認CMがトレインチャンネルで放送されている。

   あえてもう一度言いたい。そんなに地デジ化広報活動は必要か! 総務省がやっているということは、あの宣伝も税金なのかしら、いったい地デジカ推進で誰が一番もうかっているのかしら、なんてうがって見てしまう。国をあげて最後のあがきのように広報活動する必要性があるんかいなと思ってしまう。

あれ!古い映像が使えない

   と言いつつも、先日、番組ロケの終わりに入った食堂で、アナログテレビ終了カウントダウン字幕が出ているのを見た時は驚いた。テロップがまるつぶれになっていて、番組制作者の意図は思いもよらないところでズタズタに引き裂かれて、少々哀しい。

   といって、その制作者サイドのテレビ局の地デジ化はどうなのか。実はテレビ局内のテレビが地デジ化されたのはわずか数か月前。灯台下暗し。ようやく1か月前に新しくなったなんてトコもある。震災当時も某局のある制作フロアはアナログ放送で、非常に映りが悪く難儀をしたものだった。報道フロアはさすがにデジタルテレビだったので、わざわざそちらまで見にいったことを覚えている。

   7月下旬(2011年)、アナログ放送終了で何が変わるのかはわからない。ただ、こんなことがあるのかあ~と、久々に体験したことがある。過去のテレビ番組映像を大量に使う夏季特番の会議でのことだ。テレビ画面の両端にどんなテロップを入れるかが議題にのぼった。過去の映像は白黒含め、すべて画面サイズが4:3のアナログサイズ。このまま使うと画面両サイドが空く番組となることに気づき、会議室に「あ~、そっかそっか。そうだった~」と、驚きと懐かしさに溢れた声が広がったのだ。地デジ化になると声高に叫ぶサイドにいる人間にしても、見落としていたポイントだ。

ショートメール他者間送受信が始まっていた…

   さて、あと1週間で変わる放送形態。そんなことよりも、個人的には今週から携帯のショートメールが、他者間でも送受信できるシステムになっていたことのほうが驚きだった。あの携帯メールを聞き出す煩わしさから解放されると思うと、便利な世の中になりそうな気がする。これ、地デジ化ほどではないけど、もう少し宣伝普及活動をしてもよかったんじゃない。コミュニケーションツールの一部が変わるほうが、これから大きく影響してくるように思えるんですが…。

モジョっこ

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