祇園祭宵山を堪能!テレビだから見られる京都・夏の夜の情緒

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「京都が一番暑い夜・生中継・祇園祭宵山」(NHK)2011年7月16日19時30分~

   今年は梅雨が早く明けたので生中継にはもってこい、祇園祭の宵山の賑わいを堪能した。メインの司会は浴衣姿の上田早苗アナウンサーと夢枕獏。別の場所にもアナたちが配置されている。男性アナの浴衣がだらしないのは頂けなかったが。筆者も京都マニアで、3年前には御池通りの桟敷の最前列でベッタリ山鉾巡行も見物した。
   例えば、舩鉾の中の絢爛豪華な装飾を間近で見られたり、舩の上に乗って見下ろす俯瞰の街並みの美しさを眺めたり、蟷螂鉾のテッペンに乗っているカラクリ人形のカマキリを、常時上を向きっぱなしで男たちが操る様を目撃したり、とてもとても大金を出しても観光客には接近できない内側まで見ることが出来て幸せだったのだ。
   また、千年以上も町屋の衆たちの伝承の努力によって維持されてきた祇園祭が、マンション族の出現により「隣は何をする人ぞ」という感覚になってしまい風前の灯になりかかっていたり、ある町屋では、小学生が1人しかいないので、わらべ歌の歌い手がなく他から調達してきて、しかも、教える人は今や83歳のおばあさんだったりと、見かけの華やかさとは裏腹の苦しい状況も語られた。
   今回、どーんとNHKの生中継が入ることで全国的に記憶が喚起されたり金が落とされたりしただろう。かくも雅びで何物にも代えがたい歴史的遺産と文化の保存に寄与するならば、ネットに押されぎみのテレビの新しい役割として局は今後も積極的にやればいい。

(黄蘭)

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