琉球王朝のロマネスクとファンタジー…南方系ルックス仲間由紀恵ピッタリ

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「テンペスト 第1回」(NHK)2011年7月23日19時30分~

   原作(池上永一のベストセラー)を読んでいないので、何でベートーベンの「テンペスト」なのかよくわからん。沖縄というと、悲惨な第2次大戦中の戦火のことばかりが思い出されるが、これはずっと前の江戸時代末期に相当する、まだ琉球王国だった頃の話だ。

   清朝と薩摩藩の間で、微妙なバランスを取りながら独立国として生きていた琉球王朝に、女で生まれたが清朝から来た宦官の養子と偽って官吏登用試験を受け、難関を突破した孫寧温(仲間由紀恵)・実は女の真鶴が、王府内で数々の難関と立ち向かい孫家再興を目指す物語である。NHKの時代劇でも「江~姫たちの戦国」とは大違い。荒唐無稽な劇画調という点では同じでも、「テンペスト」の方がずっとロマネスクな興奮があり、「江」のようにバカバカしくない。

   おどろおどろしい御内原(うーちばら)はさしずめ江戸城における大奥で、国母(八千草薫)や正室、側室、国王の姉で宗教界のトップ・聞得大君(高岡早紀)ら、一筋縄ではいかない女たちが入り乱れて権力争いをしている。大時代なセリフ回しが笑えると同時に「琉球の昔にはあったかも」と思わせるファンタジーを醸し出す。

   次回からは悪の権化の宦官・徐丁垓(GACKT)が出てきてチャーンチャンバラバラとなるらしい。他に薩摩藩士・浅倉雅博(谷原章介)、同僚の朝薫(塚本高史)らイケメンが真鶴を彩る。さすが沖縄出身の仲間由紀恵、南方系のルックスがピッタリの役柄だ。

(黄蘭)

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