自慢げにNHK宣伝―池上彰しか見るものなかった地デジ移行特番

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「その時、みんなテレビを見ていた」(NHK)2011年7月24日10時~

   この日の正午に完全地デジ移行だというので、一応目撃しておく必要ありかと視聴したら、何のことはない丸ごと自局のアーカイブ映像を利用した宣伝番組であった。しかも、ゲストの人選が支離滅裂で、若者世代の代表のつもりか杉浦太陽と共に並んだ中川翔子は、東京オリンピックの女子バレー「東洋の魔女」も知らない。アホか。

   大人世代のゲスト、石田純一の父親はNHKのアナウンサーだったとかで、ケネディ大統領暗殺のダラスの映像が図らずも伝えられた日米初の宇宙中継の時に、中継アナ兼プロジェクトの責任者をしていた。また、1944年7月21日のアポロ11号による月面着陸「人類の偉大な第1歩」中継も担当したそうだ。東京オリンピックも月面着陸もすべて過去の超高視聴率映像なのである。つまりは自慢。

   聞く価値があったのはフリーになった元NHKの池上彰が出てきて、記者時代の話をしたことだ。羽田沖に墜落した日航機の事件当時は31歳で画面にも登場している。8・12日航ジャンボ機墜落事件では松平アナが伝えた「レーダーから消えた」ニュース原稿を池上が書いたという。筆者もNHKニュースの最後で、ちょっと斜に構えた松平のアナウンスを聞いたのを鮮明に覚えている。怖かった。

   で、地デジになって何か言うのかと思ったが全くなし。コールセンターに電話が何本とか秋葉原に駆け込みの購買客とか、つまらない風景をハシゴしただけ。地デジって何じゃという老人を取材せよ。

(黄蘭)

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