観月ありさ脚長いけど…楽チンに寄りかかった「4人姉妹もの」中途半端

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「華和家の四姉妹 第3回」(TBS)2011年7月24日21時~

   柴門ふみのマンガが原作のドラマ。4姉妹ものというとたちどころに谷崎潤一郎の「細雪」やオルコット女史の「若草物語」が思い浮かぶように、古今東西文学で描きやすいシチュエーションである。何故なら、姦しい女が4人もいれば様々な性格の違いがドラマを生むし、美人ということにすれば耳目を惹くし、お喋りシーンだけでもけたたましくて場面が描きやすい。楽チンな登場人物なのである。

   ドラマでは文学の名作たちから差別化せねばならないので、当然設定がエキセントリックになる。主人公の次女・竹美(観月ありさ)はバツ3で3人の子連れ。実家に戻ると他の3姉妹たちから迷惑がられる性格ワルの女である。第3回では、突然1人でパリに行っていた姉妹の母親・幸子(宮崎美子)が軽い怪我をして帰国したが、帰るなり東京タワーをしみじみ眺めた後で卒倒してそのまま死んでしまう。姉妹の父親(遠藤憲一)と離婚トラブルのストレスである。

   6と8チャンネルで視聴率競争をしているこの時間帯では、8の「イケメン」より数字はいいらしいが、3回見たところ、あまり面白いドラマでもない。料理作りが好きという設定の観月ありさに魅力が欠け、やたら脚の長さだけが目立つ。吉瀬美智子や貫地谷しほりも嫌味で我儘な女たちで、そもそも何を描きたいのかこれまででは判然としない。トラブルメーカー女のドタバタにするなら、もう少しコメディタッチにするべきだし、脚本も演出も中途半端である。

(黄蘭)

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