2024年 4月 20日 (土)

「福島は広島原爆の30個分」国会で声絞って訴えた東大・放射能専門教授

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「7万人の人が自宅を離れてさまよっている時に国会は何をやっているんですか。私は満身の怒りを表明します」

   東大教授が国会で声を張り上げ義憤を爆発させた。東大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授(58)で、先月27日(2011年7月)の衆院厚生労働委員会で参考人として発言した。

現地で除去活動「自分の法律違反承知してます」

「放射能汚染地で測定ができるように保証しなくてはいけません。なぜ政府はそれをやるためにお金を使わないのか。3か月たってまったく行われていないことに、私は満身の怒りを表明します」

   児玉教授の本来の研究テーマは、「がん細胞を殺す放射性物質を含む治療薬」だが、放射線施設の病院などで汚染除去の仕事にも携わってきた。そうした実績から、「内部被ばく問題に関しては私が一番必死で研究している」と自負する。

   児玉は福島第1原発事故が起きてから毎週末、福島県南相馬市を訪れ、自費で放射能汚染を取り除く活動を行ってきた。放射線量が高い場所を見つけては、土壌や刈り取った雑草をドラム缶に詰めて東京に持ち帰っているが、これについても次のように訴えている。

「私が現在やっているのはすべて法律違反です。しかしながら、被災地のお母さん方や先生方に高線量の物を渡してくるわけにはいきません。除染ではすべての物をドラム缶に詰めて東京に持って帰ってきております。すべて法律違反です。このような状態を放置しているのはすべて国会の責任であります」
文   モンブラン
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