家庭でできる内部被曝対策―味噌、昆布、リンゴ、牛乳

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   牛肉汚染の広がりで食べ物に関する放射能不安が広がっているが、家庭でもできる放射能汚染対策はないのか。内部被ばくから体を守る研究をしている順天堂大の白澤卓二教授がゲスト出演し、食材の段階で放射能物質を除去する方法と体内に入ってしまった放射能物質を排出する食材の2つを取り上げた。

野菜、魚、肉は水洗いと冷凍

   まず食材に付着した放射性物質を除去する方法。米やキュウリ、ナスなどの穀物や野菜、マグロの刺身はよく水洗いすれば50~60%除去できる。キャベツなどの葉物は酢に5~10分浸けたあと水洗いすれば30~60%除去。エビや貝類は3%の食塩水で洗えば30~70%除去できる。

   ただ、番組が紹介した除去できる放射性物質はいずれもストロンチウムだけ。セシウムや放射性ヨウ素、プルトニウムなどはどうするのかと思っていたら、牛肉は一度冷凍してから解凍し、4~5時間10%の食塩水につけておくと、味は保証できないがセシウムを90~95%除去できるという。

   では、魚はどうるか。白澤教授は「魚は放射性物質が内臓に溜まりやすいので、内臓を取り除けばかなりの部分が除去できる」という。

チェルノブイリでは子どもに供与

   一方、体内に入ってしまった放射性物質を排出する食材としては、広島の原爆被害者の間で実証されたのが昆布と味噌。牛乳、リンゴも効果があるという。白澤教授が解説する。

「昆布には甲状腺がんを防ぐ効果があるし、牛乳に含まれているラクトフェリンは排出効果がある。味噌は広島で被爆した人の間ではよく知られているが、その後のネズミを使った実験でも放射能障害が軽くて済んだというデータがある。リンゴに含まれているペクチンという植物繊維も体内のセシウムを吸着し排出する優れものです」

   旧ソ連のチェルノブイリ原発事故では、リンゴのペクチンにビタミン類を合わせた粉末を約16万人の子供に3週間投与したところ、体内のセシウムが30~40%減少したという。もっとも、リンゴ1個にペクチンは0・4~1・6mgしか入っていない。5個程度食べないと効果が出ないという。

   女優の東ちづるがスタジオで、味噌に同量のリンゴジャムを合わせて煮詰めたリンゴ味噌のレシピを披露したが、手間が掛りそう。

   現実的なのは、朝食は昆布入りの味噌汁にアジの開きと牛乳。夕食も味噌汁を欠かさず、デザートにリンゴ1個。昔ながらの和食中心でいくのがいい。

文   モンブラン
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