香取慎吾の薄っぺらい付録対談―山田洋次監督が気の毒すぎる

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「僕らの音楽」(フジテレビ系)2011年8月5日23時30分~

   この日のゲストはSMAP香取慎吾、対談のパートナーは山田洋次監督だった。現在、映画「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE~勝どき橋を封鎖せよ!」で両さんを演じている香取。「両さん」と「寅さん」は同じ下町育ちだからということで「寅さん」に共感を持っており、この対談が実現したという。
   「僕の両さんは熊さんになってましたか?」と山田監督に訊く香取。
   「そうだね、なんたって警察官でしょ。国家公務員でしょ。そこの難しさがあるわね。『釣りバカ日誌』もそれで苦労したんだよ。サラリーマンでしょ、ちゃんと月給が出てる人でしょ。生活が基本的に保障されている人でしょ。
   だいたい喜劇の主人公っていうのはチャップリンをはじめとして、洋の東西を問わずだいたい浮浪者に近い人たち、仕事がない連中で、お金がなくて、年中失恋ばかりしていると。そこにあえて挑んでいるんだよ、『こち亀』っていうのは。
   生活が保障されているおまわりさんをあそこまで崩してしまうというかな。その楽しさがある。そこは難しいけど面白い部分じゃないかな」
   「こち亀」の両さんをそんなふうに分析する山田監督。対談の端々にも喜劇に対する真摯な思いがあふれ出ていたが、香取に伝わっているんだかいないんだか。
   音楽番組の付録的対談で映画の宣伝とはいえ、こんな薄っぺらい対談につき合わされた山田監督が気の毒過ぎる。

(白蘭)

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