2024年 4月 25日 (木)

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高速列車事故「死者35人」の中国的意味

   同じ現代に興味深い記事がある。中国には「35の法則」というのがあるというのだ。今回、浙江省温州市で起きた高速鉄道事故でも、最初は「死者35人」と鉄道省が発表した。その後、解体直前の車両から死者が出てきたりして修正されたが、こうした隠蔽体質を批判する中国のネットでは、中国国内で起きた多くの事故発生時に、死者の数が35人と発表されることが多いと問題になっているというのだ。

   中国では重大事故が起きても正確な死傷者を確認できないのが実情。しかし、なぜ35なのか? ビジネス・ブレークスルー大学教授の指摘がおもしろい。

「中国語の『3』には『多次または多数』の意味がある。(中略)中国で重大な事故や災害の死亡者数は、たいていの場合で35。『たくさん』を意味する『3』を10倍して5を足したくらい『とてもたくさん』の人々が死亡したという意味で使っているに過ぎない」

   南京事件の死者30万人、抗日戦争の中国側の死傷者数を3500万人というのも同じ感覚だというのだ。そうすると、南京大虐殺は幻だとか30万人は多すぎるといくら批判しても、中国側は、少なからぬ人間が殺されたのだから3という数字を使ったのだといい募ることができるわけだ。ディズニーやアンパンマンのキャラクターをそのまま真似ても、わが国独自のアイデアだとぬけぬけといい張る国だから、日本人とはまったく違う思考回路を持っていると考えなくては、対話は成り立たない。

   各誌、合併号と力が入っている中で、「週刊ポスト」の注目すべきものが「特別付録 春画の秘宝 四十八手」という袋とじの中に入っている小雑誌だけというのは、少し寂しい。合併号明けに期待しよう。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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