一斗缶バラバラ遺体・大阪―うろついていた小太りの作業服男

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   真夏のミステリーである。場所は大阪・天王寺。一斗缶の中の黒いごみ袋から遺体の一部が出てきた。缶は14日(2011年8月)から昨日(15日)にかけて、公園と近くの路上で相次いで3個発見された。遺体は少なくとも2人分の一部で、他の部位がまだあるとみられる。第4、第5の缶は出てくるのか。不気味な事件である。

わざわざ人目付く場所に放置

   取材キャスターの奥平邦彦が現場から報告する。第1の缶は住宅街の公園の植え込みの中にあった。人の頭部と右足首が2つ入っていた。第2の缶はそこから100メートルほど離れた駐車場わきの路上に置かれていた。左右の手や複数の骨と消臭剤も入っていた。第3の缶は第2の缶とは道路反対側のごみ置き場に放置されていたのを大阪市が回収し保管していた。左足首があり、第1の缶の右足首の小さい方と同一人物とみられている。

   不思議なのは、3個とも置かれていた場所が人目を避けるというより、人目につきやすい場所だったこと。奥平も「はたして隠そうとする意図があったかどうか、取材していて疑問に感じました」と訝る。

   第1の缶があった公園の植え込みも生い茂ってはいない。ふだんから子どもたちがよく遊ぶこところだ。第2、第3の缶が置かれた場所もマンションなどがあり、人通りが少ないところではない。異臭がひどく、誰かが気付くことは容易に予測される。実際、目撃情報は多く寄せられている。2個目の缶のあった付近で、以前、小太りのグレーの作業服を着た男が缶をどこに置こうかウロウロしていたという情報もある。

焦っていたか、杜撰だったか…

   専門家は、遺体を遺棄する場合、通常は人目に付くのを避けようとするが、あえてそうしなかったのは、焦っていたのか、杜撰だったのか、いずれかが考えられるという。しかし、いまのところ、一斗缶の中に身元の手掛かりになるようなものは発見されていない。また、遺留品をたくさん残し、一見杜撰に見えた犯行が逮捕にいたらなかったケースも少なくない。この事件もどんな進展を見せるか、まだまだほんの入り口だ。

文   一ツ石
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