「紳助さんの問題についての私の発言が、ちょっと物議をかもしているようなので、補足させていただきたい」。不本意そうな、ほとんどシブシブといった感じで、司会の小倉智昭が切り出した。
オグラは一昨日、島田紳助が十数年前に暴力団幹部に自身の問題を解決してもらったことについて、誤解を招く一連の発言をしていた。
オグラ曰く、結果的に暴力団などに助けてもらうというような問題は、「考えなければいけないことだ」だと言ったのに、「オグラは暴力団による解決を容認している」と受け止められてしまった。
また、暴力団に助けてもらうことが「一般の人にも起こりうる」と言ったら、そんなことあるはずないと非難された。実際は、暴力団員が一般人のように見え、気づかずに付きあってしまう可能性があることは、専門家も仰るとおりなんである。
オグラの話を聞けば、どうやら、理解力がなくて、発言を曲解し、あまつさえ抗議の電話までかけてくる阿呆な視聴者ども、および揚げ足取りの記事を載せた尻馬マスコミ(それに当欄?)のほうに大きな責任があったようだ。それって曲解だろうか?
とはいえ、オグラは最後に「(自分の発言には)どうも言葉が足りませんでした。誤解があったとしたら、申し訳ありませんでした」と、ちょっとキレ気味な切り口上で――内心相当の苛立ちを覚えてることをうかがわせつつ――頭を下げた。