2019年 6月 25日 (火)

島田紳助の首と引き換えに吉本興業が描く筋書

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「前原首相」なら違法献金で追い詰められ、早期解散・総選挙

   さて、紳助の引退で影が薄くなった前原誠司前外相の代表選出場だが、「B級グルメ」乱立する中で「A級グルメ」のお出ましだ。本人は「待ってました」と大向こうから声がかかると思っていたのではないかと推測するが、各誌の前原評は散々である。「週刊朝日」は「小沢側近が虎視眈々と狙う『本当の勝負は首班指名だ』」で、民主党関係者がこう話している。

「前原さんなら、小沢さん側とも組めるでしょう。というのも、前原さんがそれを望んでいるフシがあるからです。『増税』と『マニフェスト』で折り合えば、あとは閣僚などのポストで話をつけるか、もしくは小沢さんの党員資格停止処分の解除か」

   何のことはない、反小沢の旗を降ろして軍門に下ることで、総理の座を手に入れようというのである。しかし、もともと自信家で人のいうことを聞かない前原が総理になれば、小沢側と揉めるのは時間の問題だろう。小沢もそこは承知で、本当の小沢の意中の人物は原口一博前総務相だと朝日は読む。

   「サンデー毎日」は「仙谷・前原・野田を粉砕 小沢のウルトラC『海江田代表』『亀井首相』」という奇手を小沢が考えているという。「週刊ポスト」は「小沢一郎を18年間抹殺し続ける日本というシステム」で、日本の政治を研究してきたウォルフレンに、小沢を総理にせよと語らせている。

   文春は「前原誠司お騒がせ『ナルシスト伝説』」で、高校時代にピッチャーだったときの大暴投の話や、大学で塾の講師のアルバイトをしていたとき、文集に書いたポエムを引っ張り出し、その当時からナルシストだったと書いている。代表時代の「ガセメール」事件で、就任半年で辞任に追い込まれ、外相時代は在日韓国人女性から5年間で計25万円の献金を受けていた問題で、これまた就任半年で辞任している。めでたく総理の座を射止めても、2度あることは3度ある?

   新潮は「特攻精神『前原新総理』ならば爆発炎上3分前!」というタイトルをつけ、先の違法献金問題がある限り、総理になっても野党が追及すること必至で、先行きは明るくない。その時は早期に解散総選挙へ打って出ることが考えられ、「暴走機関車・新総理」誕生は、わが国を極めて不穏な旅路へと誘うことになりかねないとしている。前原は鳩山由紀夫や小沢と次々に会って支持を訴えているようだが、うまくいってはいない。どちらにしても、小沢が誰を選ぶかにかかっているようだし、誰が選ばれても、小沢の顔色を伺う政権になることだけは間違いないようだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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