現代版シャーロック・ホームズくすぐりも効いて面白いのなんの

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「SHERLOCK(シャーロック) 第1回 ピンク色の研究」(NHK BSプレミアム)2011年8月22日20時~

   やっぱりNHKの海外番組調達班には優秀な目利きがいる。コナン・ドイルの名作中の名作「シャーロック・ホームズの冒険」を、この21世紀に置き換えたドラマなんて、下手をするととんでもないゲテモノになりかねないのに買ってきちゃったら面白いのなんの。シャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)は本作と同じにベーカー街の221Bに住んでいて、アフガニスタン戦争から帰還したジョン・ワトソンとルームシェアするところから始まる。
   ロンドンの町で連続して4人が自殺する事件をシャーロックは殺人だと疑い、警察に協力する。シャーロック役のカンバーバッチは面長ですらりとしたルックスから、ホームズ役者で最も評価の高かった故ジェレミー・ブレットを彷彿とさせ、しかも、考え事をする時に掌を合わせる仕草がそっくり、思わずクスリと笑ってしまう。
   独創的な推理と気の短さと頭の回転の速さは踏襲しながら、さらにパソコンや携帯などハイテクを駆使するのでこの探偵は鬼に金棒である。しいて言えばジェレミーのようにヴァイオリンを操る場面が出ないからちょっと物足りない。但し、英国ドラマの劇伴の素晴らしさはアナログ作品や「エルキュール・ポワロ」にも共通していて、哀愁のある旋律が素晴らしい。たった3夜で終わるのは残念だが、作り手も「様子見」のところがあるようで、全世界の熱狂的シャーロキアンに総スカンを食わなければ今後の連ドラも有り得る。

(黄蘭)

採点:1.5
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