2024年 3月 29日 (金)

事業仕分けで「凍結」された公務員宿舎こっそり建設再開

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   凍結されていたはずなのに、いつの間にかゾンビのように復活している。「8時またぎ」コーナーで、密かに進んでいる豪華公務員宿舎建設再開問題を取り上げた。

財務省「古い宿舎の売却益がある」

   司会のみのもんたは「一昨年の事業仕分けで、公務員宿舎の建設について凍結が勧告されていたはず。それがいつの間にか、また始まっているのです」と怒る。

   埼玉県朝霞市に建設予定の国家公務員宿舎は、米軍キャンプ朝霞跡地に建てられ、敷地面積約3万平方メートル、高さ42メートルの鉄筋コンクリート13階建て。850戸入居可能で、総事業費は約105億円。2013年6月に完成予定だ。

   凍結とされたものがなぜ再開できるのか。公務員宿舎を所管する財務省の言い分は、「政務3役を中心に、各省庁や民間有識者の意見を聞いて、個別事案で検討し決定している。建設資金も廃止になった古い宿舎の土地を売却し、その売却資金を充てている。試算では建設資金よりも売却資金の方が多く、余剰金は復興支援金として活用できる」というもの。

   これに対して現役経産省官僚の古賀茂明は、「研究会や検討会などを開いて、凍結されているような印象を与えながら、密かに再開するというのは官僚の常套手段。財政危機だと言いながら、税金を使って自分たちの宿舎は平気で作る。こんなに理屈に合わないことはない」と切って捨てた。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中