意外や野田佳彦の演説のうまさ「どぜうでさりげなく自慢話」

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「民主党代表選挙」(NHK)2011年8月29日11時~

   取り敢えずテレビ的見世物としての一席である。政治論抜き。
   延々午後3時過ぎまで付き合った。党代表候補5人の演説をみんな聞いた。たった1人15分以内の演説であるのに、うんざりして長く感じる人、面白くて短く感じる人、様々であった。面白くなかった筆頭は1回目投票でトップになった海江田万里候補。頭フリフリ何か喋っているのだが、心に響く言葉がない。借り物のよそ行き演説で空々しい。経済評論家の頃の方が喋りは上手かった気がする。
   反対に面白い演説で短く感じられたのは野田佳彦候補。こんなに演説の上手い政治家だとは知らなかった。ずんぐりむっくりした体型に、濃くて暑苦しい歌舞伎役者のような顔で、旧自民党の亜流かと思っていたがとんでもない。松下政経塾1期生だと!何よりイントロの、父親が農家の6人兄弟の6番目、母親が農家の11人兄妹の11番目で、貧乏で親は結婚式も挙げなかった、その長男だと惹きつけて、次は辻説法のはなし。長い時は13時間立ち演説をした云々。どぜうは金魚になれない話も自己客観視の上手い表現で、さりげなく、嫌われない、這い上がり男の自慢話なのである。カンペも見ず。
   同じように個人の体験から入ったが馬淵澄夫候補は内容に広がりが欠け、期待外れの次席は前原誠司候補で、たった15分の演説を原稿見なくちゃソラで喋れないのかね。鹿野道彦候補はいかにもな政治家演説。だが、ワイシャツ姿が合図だったとは結構やるじゃん。

(黄蘭)

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