2018年 5月 22日 (火)

埼玉・千葉のお茶からセシウム―「大丈夫」と言い続けた御用学者とメディアの罪

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   厚労省が市販されている千葉と埼玉の製茶を抜き打ち検査したところ、千葉市の業者が出荷した千葉県産の製茶からは基準値(1キロあたり500ベクレル)を超える2720ベクレルが、日高市と鶴ヶ島市の業者が出荷した埼玉県産の製茶から1530~800ベクレルが検出された。

   日高、鶴ヶ島両市は茶どころ・狭山に隣接しており、風評被害は広がる怖れがある。

   埼玉県農林部は「出荷の自粛を求め、すでに出荷された製茶は回収するよう業者に要請」する一方、今週早々にも生産業者への立ち入り調査を行うという。

チェルノブイリより汚染されていたのに

   放射能物質を多量に含む製茶が1度とはいえ、店頭に出回ってしまった信用失墜を回復するのは至難だ。5月に神奈川県南足柄市などで生産された茶葉から基準値を超える放射性セシウムが検出されて以降、埼玉県でも売れ行きが半減していた。今回、足元にも火がついた形で、「われわれに責任があるわけではないのに、やり切れない」と生産者は嘆く。

   元共同通信記者の青木理(ジャーナリスト)「つくづく思うのだが、チェルノブイリに事故で強制移住区域となった基準値を超えた汚染地が34か所もあった。それなのに事故後、最悪を想定しても大量放射性物質は出ないとか、チェリノブイリとは違うとか…。敢えて言えば、御用学者とされる人たちが言っていた。

   いったい、あれは何だったんだろう。それを流したメディアにも問題あるが、流通している食品をもう1度、一からやり直さないといけない」

   国や自治体は、出荷段階で綿密な検査をしないと後でとんでもない風評被害が出ることを肝に命ずべきだろう。

文   モンブラン
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