経産省の反骨官僚・古賀茂明「野田内閣の実行力」判定

印刷

   「そもそも総研」コーナーで玉川徹(テレビ朝日ディレクター)が、「野田政権にそもそも電力や公務員制度など重要改革ができるのか」を探った。登場したのは、旺盛な反骨精神から依然、経産省大臣官房付で変人扱いのままの古賀茂明だ。

役所にとって使える総理。意外に長持ちか

   鉢呂吉雄経産相と電力改革について聞くと、古賀は明快に答えた。

国のために
「大臣の会見の記録を見た限りでは、経産省の言いなりになってはいけないなという雰囲気は感じられる。でも、たとえば『発送電分離をやりたい』とか大きなテーマについては自分の方針を持ってはいないようで、これから色々勉強したいとおっしゃっているが、役人の説明を聞いているうちに経産省の敷いたレールに乗せられる可能性は否定できない」

   公務員制度改革についてはどうか。

「野田さんの演説を聞いていると、非常に抽象的な感じがする。改革は具体的に言わないと絶対進まない。増税だけはよく見えるけど、『これだけは命がけでやるゾ!』というのがまだ見えてこない。
   長妻昭元厚労相は政治主導の人事を推し進めたから、官僚側に潰された。菅さんは、『脱原発』などととんでもないことを言うから徹底的に潰すしかないとなった。
   それとはまったく逆に、野田政権は官僚のために色々使えるから大事にしようって見られている。長持ちするかもしれませんね」

発送電分離できるかどうか見もの

   政権の外から見ると、見えないところが見えるかもしれないというわけで、玉川が聞いたのは自民党の河野太郎衆院議員。こんな答えが返ってきた。

「野田さんは財務相時代に東電は絶対に潰しませんよと救済法案を出した張本人。電力会社に対しては甘い。資本主義を壊しても東電は守ることをやってきた。そこの心を入れ替えてもらわないと。
   自民党のなかでも原発を推進しようという人はほとんどいなくなった。発送電分離、地域独占など、電力の供給体制を変えることを支持できるかどうかが、当面の大きな分水嶺だと思う」

   スタジオでは、司会の羽鳥慎一がタメ息まじりに「国のために働こうとしないんですかね」

   玉川「思っているんですよ。でも、あくまでわれわれの既得権は守ったままという前提がある」

   これに限って言えば政官一蓮托生。だから改革は難しい。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter
コメント・口コミを投稿する
コメント・口コミを入力
ハンドルネーム
コメント・口コミ
   

※誹謗中傷や差別的発言、不愉快にさせるようなコメント・口コミは掲載しない場合があります。
コメント・口コミの掲載基準については、コメント・口コミに関する諸注意をご一読ください。

注目情報PR
追悼

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中