「トラックが放射能まき散らす」メール―福島農産物の支援販売中止

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   福岡の市民グループが放射能汚染で苦しむ福島の農家を支援しようと、福島県産農産物の加工品を販売する企画を立てたところ、地元・福岡で拒否にあい中止になってしまった。理由は、「福島のトラックが走るだけで放射能をまき散らす」といったメールや電話が相次いだためという。

   福島のトラックが来ただけで『走る放射能』みたいにいう悪意に満ちた風評、これに簡単に屈した市民グループの支援にも問題はないか。

不可解!主催グループ代表「事情も理解できるので」

   支援販売を企画した福岡市の市民グループ「ふくしまショッププロジェクト」の吉田登志夫代表が9月8日(2011年)に福岡市内で記者会見した。それによると、福岡市内のショッピングモール・マリノアシティ福岡内の「ムラ市場」で、梅干など震災前に収穫した福島県産農産物を加工した商品を17日から販売する計画だった。

2度傷つけた

   ところが、「福島のトラックが走ってくるだけで放射能をまき散らす」「汚染された野菜を売るなら不買運動をする」といったメールが20通送られ、販売を断念したという。中止した理由について、吉田代表は「事情も理解できるので中止した。遠い分、見えないしそういう不安が起きるのではないかと思う」と語った。

   20通程度のメールで「事情も理解できる」とやめてしまうとは、はじめから支援がどこまで本気だったのか疑問だ。毎週末、東京で福島産の食品販売を支援している吉永みち子(作家)が噛みついた。

「トラックが走ってくるだけで危ないと考える人もいるでしょう。しかし、それは間違った考え方だ。こうしたメールに対し、ただ中止するのではなくて真摯に向かうべきだと思う。
原発事故の後だって検査をクリアした安全な食品はたくさんある。支援する側も認識しなければいけないし、途中でやめることは被災地の人たちを2度傷つけることになる」

   それに、九州電力の玄海原発を間近に抱える福岡市は、明日は我が身ということもあり得る。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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