2018年 7月 23日 (月)

秋の味覚・野生きのこ異変―福島「全面出荷停止」でマツタケ狩りできない!

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   秋の味覚といえば、きのこを忘れるわけにはいかない。だが、今年は異変が起きている。原発被害を受けた福島の産地ではきのこが「摂取・出荷の自粛」となり、マツタケ狩りができなくなるというのだ。取材キャスターの奥平邦彦が現地に入った。

原発から70キロ…野生のチチタケから2万8000ベクレル

   「朝ズバッ!」がまず紹介したのは東京・赤坂のきのこ料理店。ヒラタケやシイタケを入れたきのこ鍋や炊き込みご飯がおいしそうだ。材料は新潟、長野、岐阜などから仕入れているという。「これからはマツタケが本番を迎えます」

ああ、マツタケが…

   一方、シーズン間近というのに福島の産地の表情は暗い。東電・福島第1原発から約70キロ離れた福島県棚倉町。きのこの産地として知られるが、野生のチチタケから規制値(500ベクレル/kg)を大幅に上回る2万8000ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されたことが9月3日(2011年)、明らかになった。

   チチタケは笠の部分から白い乳のようなものが出て、これがダシとなるので、うどんの汁に入れたり炒めものにしたりする。しかし、基準以上のセシウム検出したため、チチタケばかりか、マツタケを含む野生キノコの摂取・出荷の自粛を要請する事態となった。町では看板を出すなどして注意を呼び掛けている。

   毎年10月に開催しているきのこ祭りも今年は中止。地元の料理店で奥平が、「歯ごたえがいいですねえ」と頬張ったキノコ料理の材料は、昨年収穫し塩漬けして保存していたものだ。

ナメコ栽培の原木も汚染

   相馬市では原木ナメコが被害を受けていた。10月に採取予定だが、野ざらしにされていた原木や土壌が汚染された。ある生産農家の原木ナメコから4700ベクレル/kgを検出。売り物にならず、すべて廃棄処分にするという。損害は約700万円に上る。こうした事態を受け、厚生労働省は福島県内のすべての野生きのこについて出荷停止の方向で検討するという。

   奥平の報告を聞いて、司会のみのもんた「どうしたらいいの。これからマツタケが出て来るけど、どうするの」

   奥平「取って腐らせるしかない」

   みの「山の除染はどうするの」

   奥平「難しいが、土壌や落ち葉を取り除くしかない。しかし、それをどこへ持っていくのか」

   地元では賠償の対応や除染の指針を早く示してほしいと悲鳴を上げているという。

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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