2018年 7月 19日 (木)

SMAP北京公演―開催に力入る中国政府のしたたか計算

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   中国・北京で初の海外公演を行うSMAP効果について、日中関係の改善という視点から取り上げた。司会のみのもんたが「SMAPはグループ結成・デビューから20年。今日(2011年9月16日)のコンサートが初めての海外公演となります。今回のコンサートは中国政府からの強い要望で実現しました」と話す。

温家宝首相自ら「こころより歓迎します」

   SMAPの中国コンサートは昨年に2回計画されていたが、いずれも日中関係の悪化で中止になった。最初は上海万博で歌うはずだったが、反日デモの懸念で見送られ、秋に予定されていた公演は中国漁船の体当たり事件で立ち消えになった。

強い要望

   「もともと中国政府はSMAPに熱い視線を送っていました」とみのは語る。昨年5月の日中韓サミットではSMAPが温家宝首相に会見。温は「こころよりあなた方の中国公演を歓迎します。貴方達の歌声と友情が多くの人達に届きますように」とコンサートの開催を要望し、メンバーはその場で「世界上唯一的花(「世界に一つだけの花」中国語バージョン)」を披露した。また、中国外務省の姜瑜副報道局長は「中日両国の国民感情を改善するよう期待する」とわざわざSMAPに触れた。

なんとか日中関係改善の糸口にしたい

   中国事情に詳しいジャーナリストの富坂聰氏は中国政府の思惑をこう解説する。

「中国政府は政治的な問題から、自分たちから日中関係改善のとっかかりを求めていくわけにはいかない。そこで、今回のコンサート成功を関係改善のきっかけにしようと考えているのです」

   井上貴博アナウンサーが「コンサート会場は北京の工人体育場で、以前にはサッカー日本代表が反日グループに取り囲まれた場所です」と伝えると、みのは「事情はどうあれ、大成功して欲しい」と結んだ。

文   ナオジン | 似顔絵 池田マコト
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