尖閣体当たり中国船事件―SMAP公演中止、日本観光取り止めで騒ぎ始めたワイドショー

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   <1年前のワイドショー通信簿>それまでまったくといっていいほど関心を示さなかったのに、新聞やテレビのニュース番組が騒ぎ出して、慌ててワイドショーも追っ掛け始めたのが、1年前の尖閣列島の中国船体当たり事件だ。9月7日(2010年)に発生し、中国人船長の拘留に中国側がSMAPの上海公演中止、1万人日本観光ツアー取りやめなどの報復に出て騒然となった。

   ワイドショーはこうした複雑で微妙な外交問題は苦手だが、話がSMAPや観光がらみとなって連日取り上げた。テレビ朝日系「スーパーモーニング」は「尖閣衝突ビデオ公開で中国船長逮捕の正当性主張すべき」として、珍しく赤江珠緒キャスターが「日本の正当性をメッセージとして伝えるべき」とハッキリと主張した。「朝ズバッ!」(TBS系)も「尖閣衝突で中国メディア過熱 中国政府の本音は『こっちのメンツ立てて』」と中国政府も国内の反日デモの沈静化に苦慮していることを伝え、日本テレビ系「スッキリ!!」は「『尖閣諸島沖体当たり』本当に中国船なのか」と陰謀説を紹介した。

   事態は中国人船長の不起訴、帰国という政治決着へと突き進むのだが、それにともなって、ワイドショーは菅内閣の弱腰批判を強め、翌週は「衝突ビデオ公開せよ」のキャンペーン一色となった。(テレビウォッチ編集部

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