必殺仕分け人・蓮舫大臣も渋々追認「朝霞公務員宿舎」

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   事業仕分けで「ムダ遣いだ」と凍結したはずが、あっさり解凍されてしまった埼玉・朝霞公務員宿舎の建設。豊かな自然を切り開き工事が進められている。「モーニングバード」はきのう28日(2011年9月)の政府答弁を通して、政権の変節ぶりを取り上げた。

「仕分けの評価結果に沿っている」

   28日の参院予算委員会で、事業仕分けの変節をつつかれた蓮舫行政刷新担当相はこう答えた。

復興優先のはず

   「朝霞は着工されることになりましたが、寄せるという部分で集約をし、余った部分はしっかり売っていく。仕分けの評価結果に沿っていると考えています」。

   この「寄せる」とは、朝霞の宿舎を建てる代わりに、既存の12か所の公務員宿舎を廃止、売却するというもの。安住財務相が説明した。

   「朝霞宿舎の建設費用は110億円で、12か所の売却費用は120~130億円になるので、10~20億円の利益が出る。事業仕分けに適うものと思う」

古い宿舎を建て替えれば住む話

   ところが、売却予定の12か所はさいたま市、東京・北区、板橋区などの老朽化した宿舎ばかりで、都心の高級公務員宿舎は含まれていない。リポーターの所太郎がその1か所、さいたま市浦和区の領家住宅を訪れてみると…。広々とした敷地には人影がなく、宿舎に人が住んでいる気配がない。駐車場にはわずか数台の車が置いてあるだけだ。築42年という老朽宿舎で、すでに175戸のうち144戸が退去しているという。ムダを省くという仕分けの目的に関係なく、以前から廃止を進めていたのだろう。

   スタジオでは、コメンテーターの怒りが噴出した。まず司会の羽鳥慎一が「あれだけ仕分けた蓮舫さんがこんなになっちゃって」と呆れた。タレントの松尾貴史が「きっと嫌々言っているんでしょうね」と皮肉りながら怒った。

   「埼玉新都市に近い領家住宅を建て替えればいいだけのこと。枝野さんが事業仕分けの時に『違約金を払ってでも自然を守った方がいい。凍結します』と高らかに言ったのに、なんで豊かな自然を壊す必要が」

   以前、朝霞の現地を訪れ取材した玉川徹(テレビ朝日ディレクター)は「復興財源に10~20億円はいるというが、朝霞の建設をやめれば110億円が復興財源になる。誰でもわかる話。なにが財務大臣ですか」

   司会の赤江珠緒も「復興財源を絞りださねばならない時に、優先順位が公務員宿舎ですか」と怒りをぶちまけた。

   浦和区領家や朝霞は枝野大臣の隣の選挙区だ。まあ、地元も同然。なんかあるんじゃないか。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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